【社員紹介】ロードレース出場社員②
引続き、機械課の永吉輝道さんに仕事と趣味についてお話を伺います。
Q:レースと仕事、共通することは?相互に役立つことは?
A:共通することは「仲間と一つの事を成し遂げること」ですね。
耐久レースは私含めライダー4名とメカニックやピットクルー数名で戦います。一人では到底できません。
レースは走るのがメインに見えると思いますが、バイクの車体とエンジン整備やピット作業(タイヤ交換、給油)もかなり重要です。練習走行以上に時間と手間がかかっています。
チームの仲間内でも得意不得意があるので、一人一人に合った役割を決めて全う出来るように頑張っています。
私は走るのがやや得意ですので、ライダーに集中させてもらっています。今年は予選タイムアタックと決勝スタートライダーを担当させてもらいました。
仕事もレースも長丁場ですので、チームワークやお互いへの気遣いが大事だと思います。
私は工場勤務で入社しましたが、数年は希望した製造管理も経験させてもらえました。結果、自分には工場でじっくり働くことが性に合っているとわかりました。
やりたいことが必ずしも自分に合っているとは限らないんだと当時は落ち込みましたが、向き不向きがわかって良かったです。
仕事の機械とバイクの整備には共通するものがあると思います。どちらも安全にも直結するので、何度も確認し絶対に手を抜かないことが大切です。
Q:「バイク」、「レース」の魅力は?
A:ライダーの速さだけでなく、バイクの整備やセッテイングやピット作業で総合的に戦えるのが面白いです。
バイクは季節の風を肌で感じられるのが良いですね。寒かったり雨に降られたり、真夏にトンネルを通ると涼しかったり思い出に残ります。車や電車は快適ですがバイクは道中も楽しいですよ。
Q:今後の目標や活動予定は?
A:来年の、もてぎ7時間耐久ロードレースで総合優勝したいです。(2021年はクラス4位総合5位)
私達のような個人の集まりのチームが、ショップやメーカー主催のチームに勝てたら凄く夢があるんじゃないかと。
現在コロナ渦で遠方でのレースは参加しづらいので、収束したら鈴鹿サーキットの耐久レースにも出場したいと思っています。
弊社工場には新旧の機械が多数あります。(40年使っているものから最新のものまで)
先輩達から伝承した技術を生かしながら新しい機械も取り入れて、より良い製品を作っていきたいです。
仕事もレースも「目に見えるもの」、「一番目立つもの」だけでなく、「目立たないもの」にもそれ以上に大切な役割がある事を再度教えられた気がします。
よりよい製品の裏にはそれぞれの方の見えない努力があり、力の集結があるんですね!
趣味でも仕事でもその姿勢で取組んで、充実した毎日を送り、より良い製品を作り続けて下さい。