【資格取得】「ステンレス建築構造溶接技能者」取得者インタビュー
「ステンレス建築構造溶接技能者」資格を取得している製造管理3課の玉置修一さんに、資格取得や日常の仕事の取り組みについて伺いました。
Q1. 最初に「ステンレス建築構造溶接技能者」資格を取得しようと思ったきっかけは?
A. 会社が「ステンレス建築構造物製作工場」の認定を取得する際に、溶接技術の資格を取得した社員が必要だという話があり、今後の仕事にもプラスになるため、取得に向けて積極的に勉強をしました。
Q2. 場内で最上級の溶接資格に位置付けられており、難易度もかなり高い資格になりますが、その内容を教えて下さい。
A. 溶接姿勢が下向き、横向きの2種類があり、初めに外観検査8項目の内ひとつでも基準に到達しなければ不合格になります。次工程の放射線透過検査や曲げ試験についても同様で、全ての項目の判定基準に合格した者だけが資格を取得する事ができるという、大変難しい資格だと思います。※一般社団法人日本鋼構造協会資料抜粋 要領書
Q3. その試験のために特別に勉強した事(技術)はありますか?
A. 仕事をする中で似通った溶接があれば試験を想定して試してみたり、空き時間を見つけては溶接の練習を取り入れていました。とにかくたくさん練習することを心掛けました。
Q4. 溶接の面白い点、難しい点を教えて下さい。
A. 面白い点は今までできなかった事ができるようになり、プラス、綺麗に仕上がった時はやった!と思います。難しい点は、溶接のビートの高さや幅を一定にし、歪みや曲がりのない溶接をすることに神経を使います。また、経験した事や同じ仲間とでき具合をあれこれ評価し合うことも事も大切だと思います。
Q5. 今後の溶接技術の課題と取り組みについて。
A. 歪みや曲がりが小さい溶接ができるようになる事が今後の課題です。仕事を進める上で、この素材にはアーク溶接、半自動Tig溶接、レーザー溶接のどの溶接が最適なのかを常に考えて仕事をしていきたいです。
Q6. これから受験をしようと考えている方に一言。
A. 難しく考えずに先ず、挑戦して欲しいです!!
インタビュー後記:溶接技能者の技量は、溶接の対象となる構造物などの品質を左右する重要な要素であり、溶接技能者の資格は、構造物などの製作にあたり適用法規、発注仕様書などによって要求されています。お客様のあらゆる要望にお応えする為に、玉置さんの様な技術者が活躍しています。