2025年4月14日
メタルワークNEWS凹凸テクスチャ家具・インテリア輝き・メタル感
旅客船内装の水面パネル【大阪・関西万博】
2025年4月13日より開幕した大阪・関西万博。装飾建材を扱う当社もいくつかのプロジェクトに参画しています。今回はそのうちの1つ、旅客船の内装事例をご紹介します。

万博開催期間中に大阪市街地と会場の夢洲(ゆめしま)間を運航する、国内初の旅客用水素燃料電池船「まほろば」。二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーを使用し、音や振動が少なく快適な乗り心地を実現する、「動く海上のパビリオン」です。
水の動きをテーマとする内装デザインということで、波紋のゆらぎをイメージした意匠材「水面パネル」が船内1階の折り上げ天井部分に採用されました。2階デッキとつながる中央部から光が差し込み、水面パネルに反射して煌めきます。ステンレス鏡面の輝きが、近未来的な船のデザインにもマッチしています。

カウンターの天板は、ステンレスのシルキーブラスト仕上げで製作。
水素燃料電池船「まほろば」を開発した岩谷産業株式会社の特設サイトでは、内装の様子がメイキング動画で紹介されています。
https://www.iwatani.co.jp/jpn/hydrogenfuelcellship/making/
写真@岩谷産業
内装設計・施工:長崎船舶装備株式会社