2025年10月10日
レストラン内装の水面パネル【近畿大学水産研究所】
「近畿大学水産研究所」は、持続可能な水産資源として養殖業の研究に長年取り組む近畿大学が中心となり運営する養殖魚専門料理店。近畿大学が研究開発を進めるオリジナルの養殖魚などを使った料理を通して、日本の養殖技術と未来の食文化を発信しています。
今回、大阪・関西万博の会場内で営業する店舗のプロジェクトに参画。海をイメージした店舗デザインということで、水のゆらぎをモチーフにしたKIKUKAWAのステンレスパネル建材「水面パネル」を納品しました。

店内に一歩入った瞬間から、まるで海の中にいるような没入感を味わえるエントランスエリア。天井に取り付けられた鏡面仕上げの水面パネルが、ブルーの店内照明の中でゆらめいています。水面パネルのパターンは凹凸が強めの「せせらぎ」を採用。800㎜角を基本に、部屋の形や天井設備に合わせパネル形状や切り欠きにも柔軟に対応しました。

養殖魚を実際に鑑賞できる水槽を設置した店内通路には、上部の垂れ壁に水面パネルが採用されています。エントランス天井と同様にパターンは「せせらぎ」で、基本サイズは横幅800㎜×高さ500㎜です。周囲には水や海をモチーフにした装飾や光の演出があり、それらが水面パネルに反射してゆらぐことで、さらに幻想的な雰囲気を作り出しています。

店舗のメッセージ性や世界観を表現する意匠建材として、KIKUKAWAの水面パネルをご活用いただいた事例となりました。
設計・写真提供:株式会社クルール