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プロダクト施工事例

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デックス東京ビーチ シーサイドテラス

デックス東京ビーチ

「シーサイドテラス」中央のアートスポット:木目調塗装のやぐらフレームでフォトジェニックな空間を演出

ボックステーブル夕景:屋根とベンチが一体型となったステンレス製の木目調塗装フレーム

上:ハンギングチェアを吊り下げたパーゴラ。金属の木目調塗装でデザインと強度を両立。
下:ライトアップされた「シーサイドテラス」。木目調のやぐらフレームでランドスケープをデザイン

●憩いの空間を演出する木目調塗装のやぐらフレーム

東京・お台場の船をモチーフにした商業施設「デックス東京ビーチ」。お台場海浜公園に面した3階シーサイドデッキにある「シーサイドテラス」の工事にKIKUKAWAは携わっています。
フォトジェニックなアートスポットや、シェアテーブル、植栽などで、緑豊かな居心地の良い空間を目指した「シーサイドテラス」。KIKUKAWAは、アートスポットやテーブルのやぐらフレームを製作しました。木目調塗装で仕上げたステンレス製やぐらフレームが、海沿いの景色に似合うナチュラルな雰囲気をつくり出し、人々の憩いの空間を演出しています。

●骨組みを化粧としてみせるデザイン

骨組みの角パイプを、そのまま化粧としてみせるデザインを採用した本プロジェクト。板厚3㎜、90㎜×90㎜のステンレス角パイプを用いて、3種類のやぐらフレームを製作しました。
「シーサイドテラス」の中央、「ODAIBA」の内照式アートサインの背後に建てられたやぐらフレームの大きさは、横7280㎜×高さ3600㎜。90㎜の隙間をあけて3本の角パイプを平行につなぎ、安定感を持たせています。
アートスポットの左に2か所設置されているのは、縦2000㎜×横1980㎜×高さ2700㎜の、赤と黄色のテント屋根がついたボックステーブル。屋根とベンチが一体となる形状のフレームを製作しました。
アートスポットの右にあるのが、縦2400㎜×横7200㎜×高さ2700㎜のパーゴラ。屋根部分は角パイプを格子状に組み、グリーンの装飾を支える枠としても機能しています。中央にはハンギングチェアを2台、フレームからつり下げるため、1台につき約150kgの重さに耐えられるよう、事前に構造計算を行いました。

●木目調塗装のステンレス製やぐらフレーム

やぐらフレームの仕上には、高耐候性ポリエステル粉体塗装を採用。板厚6㎜のステンレスで製作したジョイント部分はホワイト、角パイプ部分は熱転写を用いた木目調塗装を施しています。素材はステンレスですが、見た目は木材でできているかのような温かみのある仕上がりとなりました。本プロジェクトは設置場所が海に面しているため、木材に比べて腐食しにくいステンレスに木目調塗装を施すことで、設計者のデザインを実現しています。

●ランドスケープをデザインする金属建材

今回のように、木材が耐食性や強度の問題で使用できない場合は、木目調塗装を施した金属建材を使うという方法があります。また、下地材に塗装などを施すことで、化粧材としての役割も果たすことができます。ステンレスの木目調やぐらフレームにてランドスケープをデザインした、「デックス東京ビーチ シーサイドテラス」。KIKUKAWAにとっても、金属建材の新たな活躍の場を広げるプロジェクトとなりました。

品名・施工個所 材質 仕上げ・加工
やぐらフレーム ステンレス 高耐候性ポリエステル粉体塗装
(熱転写木目調プリント仕上)
建物名称デックス東京ビーチ シーサイドテラス
施主東急不動産 株式会社
東急不動産SCマネジメント 株式会社
設計株式会社 スペース
施工株式会社 スペース
竣工2019年
建設地東京都港区