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プロダクト施工事例

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株式会社オカムラ We Labo

エキスパンドメタル シーリング

オフィスの執務エリアの天井に「エキスパンドメタル シーリング」を施工*

R形状の下がり天井との取り合いは役物にて対応*

一般的な天井の中にエキスパンドメタル天井のエリアが出現し、メリハリのある空間を演出*
(* 画像提供:株式会社オカムラ)

●オフィスの天井に採用された「エキスパンドメタル シーリング」

ニューオータニ ガーデンコート24~26階に入居する、株式会社オカムラ「We Labo」。新しい働き方の提案やオフィス空間などのデザインを手掛けるオフィス家具メーカーが、企業文化の発信の場と位置づけるメインオフィスです。
KIKUKAWAは、26階執務エリアの天井パネルを施工。「金属感のある軽い素材で大面積の天井を飾りたい」というお客様のご要望を受け、空調設備や照明器具を内包できるメッシュ天井材「エキスパンドメタル シーリング」を納品しました。

●高い開口率のエキスパンドで天井の圧迫感を軽減

エキスパンドメタル シーリング

「エキスパンドメタル シーリング」は、細かい目のエキスパンドメタルを使用したアルミ製天井材。網目形状になっており、天井の圧迫感を軽減します。天井内のダクトや配線を適度に隠しつつも、スケルトン天井のような開放感を実現する、シャープで軽やかな天井材です。
基準割付寸法は600㎜×1,800㎜で、取り外しての天井内設備のメンテナンス作業が可能な引っ掛け式納まり。R形状となる下がり天井や壁面との取り合いは、切りっぱなしのエキスパンドメタルをワイヤーで固定する納まりにて対応しています。
消防関連の規定により開口率が70%以上必要だったため、エキスパンドの目のパターンは3種類のうち開口率85%と最も高いもの(CTEXC-D32)を使用。仕上げはシルバーアルマイトを施しています。ご要望にお応えして実物大サイズのサンプルも製作し、現場での実際の見え方も検証していただきました。

エキスパンドメタル シーリングについてはこちら

●設計・製作を効率化する工夫で多量かつ短納期に対応

これまで比較的小規模での採用が多かった「エキスパンドメタル シーリング」ですが、今回は約480㎡と大面積で、パネル枚数は460枚以上。役物形状のパネルも多く、かつ短納期での改修工事ということで、スピード感と対応力が求められました。
設計段階においては、本格的な図面作成に取りかかる前から天井割付を先にご提案することで、必要な材料を早めに手配。図面承認後すぐに製作に入れるよう準備しました。また以前の類似プロジェクトでの納まりを活用することで、基準となる納まりの検討時間を短縮し、その分役物の調整に時間をかけられるようにしています。
製作段階では、加工順序を変更することでリードタイムを短縮。通常は曲げ加工後にアルマイト仕上げを行うところを、試作で問題がないことを確認した上で、アルマイト仕上げ後に曲げ加工を行っています。

●空間にメリハリを生むエキスパンドメタル天井

品質を落とさずできる限り製作期間を短縮できるよう、各部門がそれぞれ考えて工夫した本プロジェクト。課題があればプロジェクトメンバー全員で情報共有・協議を行って解決しました。部門の枠を超えた協力体制でお客様の希望納期を遵守し、高評価をいただいています。
本プロジェクトでは、デスクが配置されたエリアの天井に「エキスパンドメタル シーリング」が採用され、通路エリアは別の天井材となっています。このように、他素材の天井と組み合わせて使っていただくことで、ゾーン分けの役割を果たし、空間にメリハリが生まれます。「エキスパンドメタル シーリング」の意匠性・機能性をより引き出していただけたご採用事例となりました。

品名・施工個所 材質 仕上げ・加工
天井パネル アルミ エキスパンドメタル
シルバーアルマイト
建物名称株式会社オカムラ We Labo
施主株式会社オカムラ
設計Steven Leach + Associates
施工株式会社サンキョー室内装飾
竣工2022年
建設地東京都千代田区