2024年8月21日
社内資格制度 開始5年で累計取得数1,500件突破
KIKUKAWAは下記内容のニュースレターを配信しました。
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2024.8.21 Kikukawa News Letter (Internal Certification 2024)
社内資格累計取得数1,500件突破
制度開始から5年、実務の反映+ボトムアップ型で浸透図る
建築物の金属製内外装工事などを手がける菊川工業株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:宇津野隆元、以下菊川)は、2019年より社員の専門性やスキルを評価するための独自の制度として「社内資格制度」を運用しています。開始から5年が経過した現在、作成された社内資格数は200個を超え、社員の累計取得数はこの度1,500件を突破しました。
◆全社員における社内資格取得率 92%
◆社員1人あたりの平均資格取得数 9.9件
◆社員1人あたりの平均資格手当額 4,497円/月
※数値は2024年上半期〈6月20日〉時点
■ 実務経験の蓄積を資格化した「マスターシステム」
社内資格のうち、2023年以降新設されたのが「マスターシステム」という社内資格です。これは、何らかの試験問題や実技試験で基準を上回ると合格する通常の社内資格とは異なり、実際の担当現場数をカウントし、一定の数を超えると申請できる社内資格です。
【例】天井パネルの設計を10現場担当
→「設計マスターシステム」の天井パネルの項目について、レベル1を獲得
当社では、上司や先輩が実際の仕事を通じて部下や後輩を指導するOJT(On the Job Training)を主に採用しています。しかし、オーダーメイド製品を扱うという当社の事業特性もあり、OJTの成果がきちんと出ているか、当人も会社も把握しづらいという課題がありました。その課題を解決するのがこの「マスターシステム」で、実務経験の蓄積を資格として認定することで、製品項目や業務単位でのスキルの可視化に貢献しています。社員本人にとっては、自分の取り組んできた仕事が目に見えるためモチベーションアップにつながりますし、上司や会社にとっては、OJTの成果を検証するための指標となります。また、社員それぞれに自分の”得意分野”を持ってもらうことで、会社としての専門性や競争力を高めていく狙いもあります。
■ 社内資格制度を活用する菊川社員の声
会社が社内資格の取得や作成を推進しているので、積極的に活用しています。チームリーダーとして、メンバー皆が多くの社内資格に合格できるようにしたいですし、資格取得の指導を通して技術伝承していきたいと考えています。上司から相談を受けて、普段の仕事の中で感じたことをもとに新規資格の提案もします。皆が挑戦できるようにあまり難しすぎず、かつ技術としてきちんと身になる内容になるように意識しています。自分で提案する以上は自分も出来ないと人にも教えられないので、必ず最初に自分でも取り組みます。後輩と一緒になって取り組むことで、「ここはこんな風にやった方が上手くいきそうです」と逆に後輩から提案されることもあり、お互いに技術を高め合えています。
製造部門組立チームリーダー社員(入社34年目)
営業の社内資格は実務に結びついているものが多いと感じます。特にマスターシステムは、自分がやってきた仕事の蓄積が目に見えて分かるのでモチベーションになります。営業部門の社内資格をさらに増やしたいと思い、先日初めて社内資格の作成に挑戦しました。見積項目に関する知識を問う問題なのですが、社内ルールを定める標準化の仕組みがすでにあるので、それをベースにしてスムーズに作ることができました。
営業部門社員(入社8年目)
このように、ボトムアップ型で進めてきた菊川の社内資格制度は社員への浸透度が高く、当社の人材育成施策の主軸として、若手社員からベテラン社員にまで幅広く活用されています。
■ 菊川の社内資格制度とは
溶接や仕上げの技術、各種機械やツールの使い方など、業務に必要なスキルの習熟度を測る菊川独自の資格制度です。合格した社員には資格の難易度に応じて毎月資格手当が支給されます。また、社内資格は社員の誰もが作成することができ、管理部門の審査を経て社内資格として認められます。実務に携わる社員が資格の作成から担うことで、実務に即した多様な社内資格づくり、および社員の自主的なスキルアップにつながっています。
■ 本件に関するお問い合わせ
菊川工業株式会社 プロジェクト統括部 広報チーム
TEL:047-492-0144
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