真鍮材の将棋セット(タタキ込み文字)
「STUDIO K+」の遊び心を、ブロンズ将棋セットで表現してみました。真鍮製の将棋の駒は、外形をレーザーカットで、駒の文字はタタキ込みにて製作。将棋盤は銅版に溝をつけて製作しています。
宗教建築や意匠性を求める場面で多く採用されるブロンズ金属製品。柔らかい金属のため、伸ばしたり押し込んだりして形を変えやすいなどの加工性に優れていることも採用される理由の一つです。
その実例として、タタキ込みによる将棋の駒を製作しました。タタキ込みとは、ブロンズより硬い金属(今回はスチール)で型を作成。その型とレーザーカットした駒をプレス機により圧力をかけることで、文字をタタキ込んでいます。
また、将棋盤はPHL(バイブレーション)を施した銅版に、ミーリング加工による溝にて9×9マスの盤面を再現しています。