2018年2月27日
テンション曲げ工法
コルゲート製品などの複雑な形状をR加工する場合、従来の工法ですと形状の保持が困難です。そこで、断面ごとにパーツを製作して溶接で納めるのが一般的ですが、品質・納期・コストのどれをとっても負担がかかります。
テンション曲げ工法は、それらのデメリットを解決するものです。機械加工にて製品形状にした後にR加工を施すため、溶接をする必要がなくなります。
コルゲート形状の部材を、凹凸含めて様々なRに加工しています。立ち上りのパンチングが、さらにR加工に影響を与えましたが、精度よく加工しています。
部材同士の繋ぎ目を確認しています。R曲げの場合、端部の精度の保持が大変ですが、きれいに納めています。凹凸それぞれのR加工ルーバーをジョイントすることで、美しい流線を描いています。
縦の同列は、同じR形状が重なります。同一R加工にズレはなく、きれいな面を形成してます。
自由曲線の外観に沿って、コルゲートルーバーが滑らかに取り付いています。
こちらのプロジェクトは、ロンドンの「ブルームバーグ新欧州本社屋」です。
詳細につきましては、こちらをご参照ください。
施工事例「Bloomberg European headquarters(低層ブロンズ工事)」