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2019年8月22日

メタルワークNEWS

金属メッシュや金網の加工による特注内外装金属工事

KIKUKAWAでは、メッシュや金網を使った金属工事のご提案も承っています。今回ご紹介するのは、メッシュの中でも特殊な例で、網目を変えることでグラデーションを演出するメッシュ壁と、プレス加工と組み合わせることで完成するプレス・メッシュです。

メッシュは、金属ならではの堅牢性やシャープな印象と、透過性を確保できるため、解放感のある壁や装飾品などに採用されることが多くあります。

一般的に金属メッシュというと金属の棒線を織りこんだ製品を指しますが、メッシュもジョイント部の納め方や織材、開き目などによって、種類がたくさんあります。例えば、ジョイント部の納め方は、溶接や圧着、織物のように棒材を織り込む場合があり、織り方も平織(ひらおり)・綾織(あやおり)・クリンプ網など様々です。織材もステンレス・アルミ・真鍮などが考えられます。

通常メッシュが採用された場合、一種類のパターンを使用することが一般的ですが、例えばKIKUKAWAグループ東京オフィスの内・外・吹抜け部を含む壁一面を包むメッシュの壁のように、網目を途中で変化させることで、グラデーションを演出することもできます。

KIKUKAWAグループ東京オフィスの外装メッシュ
KIKUKAWAグループ東京オフィスの外装メッシュ
KIKUKAWAグループ東京オフィスの内装メッシュ
KIKUKAWAグループ東京オフィスの内装メッシュ

このメッシュ壁のジョイント部には、ばらつき防止の結束があり、上部では引っ掛け、下部にはテンションをかける納め方を採用し、触れても揺れを抑える対策をしています。

網目の開き目を使って、KIKUKAWAではサンプルを飾っています。
網目の開き目を使って、KIKUKAWAではサンプルを飾っています。

上記メッシュは、開き目が大きいものであるため解放感のある、シンプルで印象的な空間を演出していますが、開き目が細かいメッシュの場合、その高級感や光沢感から装飾品やアクセントとして使用されることが多くあります。

細やかな開き目のメッシュは、そのままでもお使いいただけますが、金型やエンボス加工などの凹凸を施すこともできます。凹凸を施したメッシュ(別名プレス・メッシュ)は、材質やプレス方法などを使い分けることで、さまざまな意匠を実現することができます。

メッシュに凹凸があることで、光や背景による印象も大きな違いを生み出します。金属でやわらかい質感が作り出せます。
プレス・メッシュ、波型。メッシュに凹凸があることで、光や背景による印象も大きな違いを生み出します。金属でやわらかい質感が作り出せます。
同じパターンでも、背景色を変えることで印象が変わります。
プレス・メッシュ、波型。 同じパターンでも、背景色を変えることで印象が変わります。
瓦のようなはっきりとした凹凸がついたプレスメッシュ、その名も「キクカワ」
瓦のようなはっきりとした凹凸がついたプレスメッシュ、その名も「キクカワ」
プレスするパターンや深さによって、波型・丸・瓦など、凹凸がはっきりとしたものから緩やかなものまで様々です。
プレス・メッシュ、丸型。 プレスするパターンや深さによって、波型・丸・瓦など、凹凸がはっきりとしたものから緩やかなものまで様々です。

メッシュは、アクリルやガラス・木とのコラボレーションなど、さまざまな可能性を秘めた建材です。製作可否なども含めて、お気軽にご相談ください。