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2020年12月22日

メタルワークNEWS改修工事

アルミ複合パネルによる改修工事:ニッセイ総合研修所改修工事

金属に関わる改修工事をKIKUKAWAは事業の1つとしています。長年にわたる経験とノウハウにより、お客様の要求品質と工期に沿えるよう、設計力・加工力・施工力を結集して対応。特に、施工は早い段階から、お客様との事前協議にて足場計画・搬入計画・揚重計画などを綿密に行うことで、QCDS(品質・コスト・納期・安全)を担保しています。

アルミ複合板でリニューアルした梁パネル(斜部側)
アルミ複合板でリニューアルした梁パネル(斜部側)
足場をバラした後に表れたアルミ複合板梁パネル(曲面トップライト側側)
足場をバラした後に表れたアルミ複合板梁パネル(曲面トップライト側)

今回は、2019年から約1年かけて行われ、1989年に竣工した千葉県浦安市の「ニッセイ総合研修所」の大規模改修工事をご紹介します。KIKUKAWAは、施設の核となっている天井高15mを有するグランドロビーの内、トップライト下部の金属パネル工事に参画。両脇のフラット部と中央の曲面部との2列の取合部の梁カバーパネルを施工しました。

左:既存トップライトと取り合うアルミ複合板パネルにてリニューアルした梁パネル
右:アルミ複合板梁パネルの断面図
左:既存トップライトと取り合うアルミ複合板にてリニューアルした梁パネル
右:アルミ複合板梁パネルの断面図 

W2280㎜×H2830㎜の梁パネルは、38m×2列の78m。シャンパンゴールド色のアルミ複合板(アルポリック)4㎜の曲げパネル8枚を組み合わせて構成しています。割付は4mと比較的大きく、周長6mもある梁パネルにダイナミックさを感じさせます。同時に、トップライトのフラット側には傾斜を、曲面側には段差をもたせることで、意匠性をもたせた製品となっています。

端部切欠・照明及びラダーレール取合もピッタリ
端部切欠・照明及びラダーレール取合もピッタリ
照明用点検口パネルも目立たないように納まっている
照明用点検口パネルも目立たないように納まっている

曲面トップライト側、段差パネル部は中庭を照らすための照明器具を設置。また、ラダーレール(既存)とも取り合っていますが、事前の現場調査や取合業者との調整を通じて、メンテナンスラダーの動作も含め問題なく納まっています。石と取り合う端部は切欠も生じ、改修ならではの難しさがありますが、現場実測にてピッタリと合わせました。

事前の綿密な足場計画・搬入計画・揚重計画などに基づいた施工の様子
事前の綿密な足場計画・搬入計画・揚重計画などに基づいた施工の様子

既存の下地や製品の調査及び納まり検討、搬入や取付時の制限、タイトな工期や施工日時の制約など、改修工事ならではの課題は色々とあります。本プロジェクトでも、他社との取合も率先してまとめることのできる設計力、足場計画などのゼネコンとの緊密な調整力などを発揮することで、諸課題を解決することができました。

今回の中庭リニューアルは、元々あった解放的で明るい雰囲気と、夜間の落ち着いた雰囲気をさらにアップグレード。日射しと照明に映える梁パネルもその一役を担っています。建材の中で最も自由な加工ができる金属は、改修工事とも相性が良く、仕上げの種類も多いことから、デザイン性を追求することができます。改修工事のことでお困りのことがありましたら、ご相談ください。デザイン的な提案から納まり、施工においての悩みなど、あらゆることに対応いたします。

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