2019年9月10日
エントランスを飾るアルミカットパネル天井
一般的な金属製の天井パネル、とりわけ使用例の多いアルミ製カットパネルなど、1枚1枚の形状は単純です。しかし、シンプルなだけに色調や平滑度、パネル間の目地や他の製品との取合など、少しの違いや違和感、寸法では1㎜の誤差が、その最終的な品質に影響を及ぼす場合があります。
KIKUKAWAはパネルフレームや下地も含め、美観と性能を両立する品質を担保する設計、徹底した品質管理を行う製造、そして正確な取付を行う施工と、ワンストップソリューションで品質要求に応えています。
今回ご紹介するのは、千葉県成田市に2017年に竣工した「国際医療福祉大学医学部WA棟」のエントランス吹抜け部のアルミ製カットパネル天井。世界中の研究者やVIPを迎えるメインのエントランス工事ということもあり、品質要求の高いプロジェクトでした。
およそ600㎡の3.0㎜の天井アルミパネルは、基準1185㎜×1843㎜のカットパネル。5列の天井ラインの間には、300㎜の天井スリットを設けています。パネル同士の目地は15㎜の空目地で、白と黒のコントラストが格調の高さを演出しています。
最終的には人の目による検査がより確実に品質を保証します。見上げた様子やより水平に近い位置など、目線を変えて確認しています。また、2枚パネルを組み合わせ、目地の確認も行っています。
もちろん、平滑度や色調(膜厚・色差・光沢)など、数値的なデータによる検査も徹底しています。本プロジェクトの天井パネルは、5分艶のアクリル樹脂焼付塗装にて、少しグレーの入った白色で仕上げています。
シンプルなパネル工事においては、当たり前の品質要求に加えて、お客様のご要望はその時々で様々です。KIKUKAWAはその要望に常に真摯に取り組んでまいります。