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2021年7月13日

メタルワークNEWSユニークデザイン凹凸テクスチャ輝き・メタル感

金属によるデザインレリーフ

建材の中で最も自由な加工ができる上、様々な材質や仕上げと組み合わせることにより、デザインの幅を広げる金属建材。板金では表現の難しいアートなデザインは、ある程度数量がまとまればキャスト(鋳物)で、少量の場合は削り出しなどのダイレス(型なし)加工で製作するなど、KIKUKAWAは状況によって最適な製作方法にて対応します。

マンションのエントランスに飾られた金属レリーフ
マンションのエントランスに飾られた金属レリーフ

今回ご紹介するのは、東京都内に建設されたマンションに設置された金属レリーフ。共用出入口から入るとその正面に飾られています。
520㎜×520㎜の真鍮板18㎜を削り出し加工にて製作し、光沢のあるクロームメッキにて仕上げています。

水面に雫を垂らすことにより生じた、異なる広がりをみせる波紋の重なりの一部を切り取ったデザイン。4箇所の同心円が、幾何学的なパターンを立体的に描いています。

周辺の明暗によるクロームメッキの輝きの移ろいが、レリーフ上部の間接照明により、その表情をさらに引き立てています。

本案件は一品もののため、NC加工機にて切削する方法を採用。デザイナーより頂いた意匠データを元に、加工に適したデータに変換しています。材料は、削り出し加工に適した、硬度と柔らかさを両立した真鍮材を使用しました。

3Dデータなどの進歩により、立体的かつ自由な曲線を描くなど、デザインの多様化が進んでいます。同時に、これらのデザインを少量のアクセントとして採用したいとのニーズが高まっているとKIKUKAWAは感じています。
金属なら実現可能なデザインもありますし実現方法も様々です。ご相談いただければ、数量に関わらず適した提案をさせていただきます。