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2019年3月26日

メタルワークNEWS

空間意匠を支える鉄骨階段と手摺

オーダーメイドの金属建材を手がける菊川では、お客様のご要望を実現するために、美観・機能性やQCD(品質・コスト・工期)をふまえた設計・製作・施工を行っています。それは、空間意匠を実現するための製品製作の検討はもちろん、他社や他素材との融合も踏まえたものであり、それぞれの特徴を活かす製品製作を行うことで、こだわりの実現を包括的にサポートします。

今回ご紹介するのは、長谷工コーポレーション*創業80周年の記念事業の一環として建設された集合住宅分野における研究・技術開発の拠点「長谷工テクニカルセンター」で、菊川は透明感あふれる空間を支える鉄骨階段と外構ガラス手摺・ササラカバー工事に参画しています。同センターは、「本館」、「住宅実験棟」、「多目的実験棟」の3棟によって、構成されています。「本館」2階には、マンションの歴史や技術に関する情報発信拠点「長谷工マンションミュージアム」が設けられています。

「長谷工テクニカルセンター」の西面。写真の左部に今回ご紹介する階段が位置しています。

「長谷工テクニカルセンター」の西面。写真の左部に今回ご紹介する階段が位置しています。

まずご紹介するスチールのL字型鉄骨階段は、「マンションのことなら、なんでもわかる『長谷工マンションミュージアム』」のメインエントランス付近に位置しています。

エントランスホール吹抜け部にある階段。

エントランスホール吹抜け部にある階段。

L字型階段の踊り場を曲がると見える光景。

L字型階段の踊り場を曲がると見える光景。

ガラスの外装に包まれた同施設は、透明感と開放感にあふれています。それに寄与する階段は、スチールの踏み板を木で包み込んだもので、ガラス手摺はDPGによって支えられている構造です。

階段を横から見た写真。ササラの形状がよくわかります。

階段を横から見た写真。ササラの形状がよくわかります。

長手が7730mm、短手が4730mm、高さ5300mmもある階段を支えるのは菊川の鉄骨階段で、その構成はL字の曲がり角に位置する踊り場の下にある2本の支柱と、そこから1・2階に伸びる角棒状のササラです。当初1本で計画されていたササラは、揺れを考慮して2本となっています。機能性を確保しつつ、空間意匠を損なわぬよう、2本のササラは階段の中心近くに等間隔で設置してあり、支柱はデザイン性を重視して、踊り場の対角線上にあります。裏板を使わぬ構造が、階段の機能性と美観を支えています。

階段を裏から見ると、裏板が無いことと、支柱が斜めに位置していることがわかります。

階段を裏から見ると、裏板が無いことと、支柱が斜めに位置していることがわかります。

もう一つの参画工事である外構ガラス手摺・ササラカバーは、本館と他2棟をつなぐ、木道の縁を彩るガラスの手摺で、木道外にあるビオトープ***を確保する役割も兼ねています。こちらのササラカバーは、外部設置条件を踏まえ採用されたステンレス製です。

広場の木道とガラスの手摺。

広場の木道とガラスの手摺。

人の目や手に触れる全長72437mmあるカバーは1.5mmのHL仕上げが採用されており、ガラス受けにはメッキ加工を施すことで、母材の機能性を高めています。

この広場も開放感にあふれています。

この広場も開放感にあふれています。

このように、菊川では、お客様のご要望や必要事項に応じて、求められる美観や機能性を確保する製品製作を行っています。金属工事だけでなく他の素材との組み合わせを考え、それぞれの特徴を活かす製品製作を行うことで、お客様のこだわりを実現します。

 

*長谷工コーポレーションについては、こちら
https://www.haseko.co.jp/hc/

**長谷工テクニカルセンターについては、こちら
https://www.haseko.co.jp/htc/

***ビオトープ:本来その地域に住む生物が生息できるようにした空間