2019年5月28日
メタルワークNEWSブロンズ・硫化凹凸テクスチャ家具・インテリア
大型ブロンズ槌目オブジェ
KIKUKAWAでは、パネルから小さなオブジェまで、さまざまな槌目を施した金属製品のニーズに対応しています。
例えば職人の手業が生み出す味わい深さが求められる内装金属工事の要望にも、デザイン実現力や品質管理力を駆使して設計から施工までワンストップでお応えしています。
その一例が、某店舗内にそびえ立つ筒型のオブジェ。日本ならではの季節感や自然を反映した意匠は、水面に舞い踊る桜や桜並木の景色を思い起こさせ、不完全の美や不規則性といった和の美意識を感じさせます。
オブジェは、直径4000mm、高さ17,000mmもあり、表面のパネルには一面、大小2種の槌目加工が施されています。筒状パネルの周りには、2100枚もの桜の花びら型のオブジェが散りばめられています。
槌目パネルは、100枚以上の板厚0.6mm、高さ2000mm×幅1000mmの銅板パネルに槌目加工とワックスをかけて光沢を出したもので、銅板ならではの淡い赤みを帯びた高級感のある仕上げです。
槌目は、大きいもので直径約50mm、小さいものが直径約15mmあり、それらの槌模様を打ち出した自社開発の金槌はそれぞれ直径80mm、30mmあります。
槌目は、その深さ・サイズ・模様によって、多種多様な模様を実現できます。これらの模様は、道具の金槌の種類や突先形状、職人の力加減や作業環境といった要因に左右されるため、模様によっては職人のノウハウや力量が顕著に現れます。
菊川では、これまでの槌目製品製作経験をノウハウとして蓄積してきたことで、職人の手業が生み出す不均一さが求められるプロジェクトの品質管理も担うことが出来ます。
筒型を取り囲む、総計2100枚の桜の花びら・花弁形状のオブジェの種類は、寸法や形状の違いで21種にも上ります。
花びら型のオブジェもパネルも、現場での施工性を検討した上での設計がなされています。特にジョイント部は、精度が求められるため、取り付け説明書を作成し管理を徹底しました。図面通りに納める施工力も最終製品の美しさに寄与しています。
菊川では、このようにパネルからオブジェまで、さまざまな形状の槌目加工へのニーズにお答えしています。一般的に槌目と評される模様はもちろん、特殊形状(異型)の槌目模様への対応も可能です。ぜひ一度、ご相談ください。
KIKUKAWAのテクノロジー:槌目仕上げ(ハンマートーン)については、こちら
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