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2021年2月9日

メタルワークNEWSブロンズ・硫化

硫化イブシ仕上の真鍮建具パネル

外装・内装だけでなく、建具にも使われている金属パネル。門構えにふさわしい高級感や、建物を印象づけるようなデザインを実現することができます。

今回ご覧いただくのは、都内の店舗付き共同住宅の新築物件の建具工事。真鍮の硫化イブシ仕上で、外部に面した3種類の建具のパネルを製作し、自動ドアメーカーに納品しました。

車両出入口に設置された、幅5m×高さ2mの片引自動扉

まずご紹介するのは、機械式駐車場の出入口の片引自動扉。車両が出入りするため、幅約5m×高さ約2mの大型建具となっています。板厚1.5㎜の真鍮曲げパネルを、幅約1mの割付で両面に5枚ずつ取付。硫化イブシ+HL+クリア塗装を施しました。自然な風合いを醸し出す硫化イブシ仕上の建具が、重厚感を演出しています。

そのほかに、約W1130㎜×H2150㎜の扉2枚で構成された敷地裏口の引分自動扉も、同様に硫化イブシ仕上の真鍮曲げパネルで製作しました。

店舗出入口の両開き扉。硫化イブシ仕上のパネルで重厚感を演出。

また、店舗出入口に設置された、約W1680㎜×H2180㎜の両開き扉にもKIKUKAWAの真鍮パネルが使われています。こちらは外部の片側のみを、同様に硫化イブシ仕上を施した1.5㎜厚の真鍮曲げパネル8枚で構成。幅30㎜、深さ15㎜の3本のスリットが、パネルの立体感を際立たせるデザインとなっています。

パネルの取付については、スリットの部分で曲げパネルを引っ掛ける納まりを採用。引っ掛ける部分のクリアランスが0.25㎜しかないため、施工時には精度が求められます。今回当社が受注したのはパネルの納品まででしたが、納品先での施工段階においても取付がスムーズにいくように、図面上で納まりを分かりやすく丁寧に示す工夫をしています。

両開き扉の製作途中の様子。硫化イブシ仕上の真鍮曲げパネル8枚で構成。
パネルを引っ掛ける納まりで、外観を損なわない仕上がりに。

KIKUKAWAでは、お客様のご要望をうかがった上で一つ一つオーダーメイドで製作するため、上記のように様々な形式の建具に対応が可能です。また、今回のように製品のみ納品する、金属加工受託としてのお引合いも承っております。
金属製の建具工事でお困りのことがございましたら、ぜひ一度当社にご相談ください。

硫化イブシ仕上について、詳しくはこちら
KIKUKAWAのテクノロジー – 硫化イブシ仕上げ