
建物の東側をガラスカーテンウォール、西側を光輝合金パネルに分けてデザインされたオフィスビル
空や雲を映し込み、空間に溶け込むような光輝合金外装。
西面の一番下のパネルは、通気用のパンチングやガラリといった加工に対応。
夕景:時間帯によって表情が変化する、光輝合金発色仕上げ
●ガラスカーテンウォールと好相性の光輝合金外装パネル
産業用ロボットを用いた生産システムの企画・製造・販売を手掛ける、株式会社古川製作所。本社移転に伴い、工場敷地内に建設された新社屋の工事に参画しました。完成したのは、建物の東側を全面ガラス張り、西側を光輝合金発色パネルの外装とした、箱型の5階建てオフィスビル。KIKUKAWAは光輝合金パネルの施工を担当しています。ガラスカーテンウォールならではの明るさや透明感と調和する、優しい光沢をまとった金属外装パネルを納品しました。
●景色を淡く映し込む光輝合金発色仕上げ
建物西側の外装を、光輝アルミ合金に電解研磨+シルバーアルマイトを施したカットパネル170枚で構成。他にない特殊な金属仕上げをご希望とのことで、景色を淡く映し込む優しい光沢が特長の、光輝合金発色パネルが採用されました。光沢度合いの異なるサンプルを複数ご提案したり、工場見学で大きなサンプルをご覧いただいたりして、ご納得いただける仕上げを探し決定しています。
パネルの基本サイズは約W1,200㎜×H4,000㎜と、建物の1フロア分の高さに合わせた割付です。幅12㎜の目地を縦横まっすぐ綺麗に通すことで、箱型の建物や格子状のガラス窓枠との統一感を持たせています。大きめのパネルで重量がありましたが、希望の仮設計画を早期から伝えるなど、現場とコミュニケーションをしっかりと行い、問題なく揚重、取付することができました。
●光輝合金パネルの実績を生かした品質
KIKUKAWAでは、これまで光輝合金の外装パネルの実績を多く積み重ねてまいりました。そこで培ったノウハウや品質管理体制を土台に、さらに本プロジェクトに合わせた納まり検討や調整を行っています。お客様からは高評価をいただくとともに、周辺地域の方々にも注目される、印象的な建築物の実現に貢献することができました。
品名・施工個所 | 材質 | 仕上げ・加工 |
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外装パネル | 光輝アルミ合金 | 光輝合金発色 (電解研磨+ シルバーアルマイト) |
建物名称 | 古川製作所 本社 |
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施主 | 株式会社古川製作所 |
設計 | スキーマ建築計画 |
施工 | 関東建設工業株式会社 |
竣工 | 2024年 |
建設地 | 群馬県太田市 |