JA東京スマイル 経済営農指導部・水元支店:温かみのある配色のエキスパンドメタルファサードを施工。
シンプルな建物外壁の中で、エキスパンドメタルファサードが意匠的なポイントになっている。
室内から見たエキスパンドメタル。適度に遮断性があり、ルーバーの役割を果たす。
●アースカラー色のエキスパンドメタルファサード
東京の江東地区を管轄し、都市農業の振興と地域社会の発展に取り組む東京スマイル農業協同組合(JA東京スマイル)。今回、葛飾区にある経済営農指導部および水元支店の新築工事に参画しました。KIKUKAWAが施工したのは、建物正面(北面)1,2階と東面1階に取り付けたエキスパンドメタルファサード。アースカラーの細長いエキスパンドメタルを前後2層のレイヤーでランダムに重ねて配置したデザインが、風通しが良く優しい印象を与え、親しみやすい外観となっています。
●透明性とプライバシーの確保を両立するエキスパンドメタル
総数35枚のアルミ製エキスパンドメタルを使用したファサードは、パネル幅は600㎜と900㎜、塗装色はベージュ系のフッ素樹脂焼付塗装2色で構成。エキスパンドメタルのメッシュパターンは、メッシュピッチ(LW)100㎜、刻み幅15㎜、開口率50%のものを使用しています。
地域とのつながりを強め、誰もが立ち寄りやすい施設を目指した本プロジェクト。透明感や開放感がありながら、適度な遮断性で建物内部のプライバシーにも配慮するエキスパンドメタルは、そのコンセプトの実現にデザインと機能の両面からアプローチした建材です。
●長尺エキスパンドメタルの納まりと製作
KIKUKAWAのエキスパンドメタルは通常、専用のブラケットを取り付けてビス留めする納まりを標準としています。しかし本プロジェクトでは、エキスパンドメタルの左右両端にL字型の見切りを直接溶接し、それを支柱にビス固定することで、高さ約3.8mと長尺のパネルをまっすぐに支える納まりを採用しました。エキスパンドメタルは製品特性上、寸法誤差が生じやすい上、今回のような長尺パネルでは溶接箇所が多くなり、溶接による歪みの影響も大きくなります。そのような課題の中、道具の使い方を工夫して対策することで、歪みを上手く補正しながら難易度の高い溶接を進めていきました。
また、ファサードを躯体に固定するスチール角パイプの支柱は、長さを微調整することで施工誤差を吸収できる仕様とし、現場でのスムーズな施工につなげています。
●意匠を実現するオーダー製作対応
オリジナリティのあるファサードデザインでエキスパンドメタル建材をご採用いただいた本プロジェクト。軽やかさや機能性といったエキスパンドメタルならではの特長が生かされた事例となりました。KIKUKAWAでは標準品のほか、このように意匠に合わせた仕様でのオーダー製作にも積極的に対応しています。
品名・施工個所 | 材質 | 仕上げ・加工 |
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エキスパンドメタルファサード | アルミ | エキスパンドメタル フッ素樹脂焼付塗装 |
建物名称 | JA東京スマイル 経済営農指導部・水元支店 |
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施主 | 施主:東京スマイル農業協同組合 総合管理:全国農業協同組合連合会 東京都本部 |
設計 | 株式会社福永設計 |
施工 | 株式会社トーヨー冨士工 |
竣工 | 2024年 |
建設地 | 東京都葛飾区 |