
飾り庇のアルミパネルで演出された虹のミル・フィーユ
ベースである白の外壁アルミパネルと12色のカラフルなアルミ飾り庇
全艶のフッ素樹脂焼付塗装がカラフルに反射している
●評価・信頼を得たことが
何層も連なる飾り庇と、そのカラフルな色使いが特徴的な「巣鴨信用金庫 志村支店」の外装ファサード工事に、KIKUKAWAは参画しています。常盤台支店においては、KIKUKAWAのデザインと品質を両立させる設計力・技術力、こだわりやご要望に真摯に向き合う対応力などに対して、評価・信頼を得ることができました。そのことが、エマニュエル氏の設計による巣鴨信用金庫様のプロジェクトに、再び携われることにつながっています。
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●虹のミル・フィーユ
“喜ばれることに喜びを”をモットーに“ホスピタリティバンク”を目指す巣鴨信用金庫様の基本理念の上に、「虹のミル・フィーユ」というコンセプトを、志村支店においてエマニュエル氏はかかげています。
虹が現れたようにせり出した12色の層が人々を迎えることで、“一分一秒でも長く居たい空間”を実現しています。
●基本は白で
ベースとなる外壁パネルは、巣鴨信用金庫様の基本色である白で統一されています。全艶塗装の白い外装は、鮮やかな色使いの中にあって、清潔感あふれる表情を演出しています。
外壁パネルは、2.5㎜のアルミ板を曲げ加工にて製作、35㎜のケイカル板をセットしてあります。横長のパネルは基準で約3300㎜で、高さは380㎜の細長いパネルと1000㎜前後のパネルが層に合わせて配置されています。
●12色の飾り庇
建物を特徴づけている12層の飾り庇の軒天パネルは、12色の全艶塗装が施されています。青系統が4色、緑系統が3色、ピンク系が2色、黄色系統が3色で構成されています。その色彩にはエマニュエル氏ならではの強いこだわりがあり、色見本サンプルから、決定後の製品製作まで入念な色調管理がおこなわれました。
また、最大で2800㎜突き出ている庇の層間のクリアランスは、最も狭いところで400㎜もありませんでした。製品をスムーズに取付するためには、図面段階からの工夫と、施工の際の手順の最適化と慎重な取り扱いが必要でした。
●ライトアップで違う表情へ
日が暮れてからは、12層の「虹のミル・フィーユ」はLEDで下からライトアップされることで、日中とは違った表情を演出します。全艶塗装されたカラフルな12色が反射して、同じく全艶塗装された白のパネルに映りこむことで、幻想的な雰囲気を醸し出しています。また、光を変えることで様々な風景を楽しむことができます。
品名・施工個所 | 材質 | 仕上げ・加工 |
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外壁パネル | アルミ(2.5㎜) 裏面ケイカル板35㎜ |
フッ素樹脂焼付塗装(全艶) |
飾り庇 | 屋根:アルミ(2.0㎜) ボーダー及び軒天: アルミカットパネル(3.0㎜) |
フッ素樹脂焼付塗装(全艶) |
建物名称 | 巣鴨信用金庫 志村支店 |
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施主 | 巣鴨信用金庫 |
設計 | 株式会社 emmanuelle moureaux(エマニュエル・ムホー) |
施工 | 株式会社 小松原工務店 |
竣工 | 2011年 |
建設地 | 東京都板橋区 |