2023年3月30日
「社内資格制度」の活用
KIKUKAWAは下記内容のニュースレターを配信しました。
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2023.3.30 Kikukawa News Letter (Internal Certification)
独自の「社内資格制度」を人材育成に活用
社員の専門性やスキルの評価・向上に寄与
建築物の金属製内外装工事を手がける菊川工業株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:宇津野隆元、以下菊川)は、社員の専門性やスキルを評価するための独自の制度として「社内資格制度」を運用しています。今回は、その取り組みについてご紹介します。
■ 資格手当制度について
菊川では2008年より、業務に関連する国家資格や民間資格を取得した社員に対して、難易度や重要性に応じて1資格につき毎月数百円~1.5万円程度の資格手当の支給を行っています。
さらに、菊川独自の取組として2019年より運用しているのが「社内資格制度」です。溶接や仕上げの技術、各種機械やツールの使い方など、業務に必要なスキルの習熟度が測れるような課題を設定し、社内資格として認定しています。合格した社員には、社外資格と同様に毎月資格手当が支給されます。
【社内資格の例】
機械加工や溶接 / CAD操作 / 見積書・工程表作成 / Excel操作 / 情報セキュリティ知識 等
■ 「社内資格制度」運用のメリット
◆専門性の高い人材の評価
近年、職務内容を明確化した上で専門性の高い人材を採用・評価する、欧米で主流のジョブ型雇用が日本でも注目されています。そうした流れの中で社内資格制度は、従来のメンバーシップ型雇用と両立させる形で、社員の専門性やスキルをより評価する仕組みとして活用できます。
◆業務に直結するスキルの可視化
社内資格は外部資格に比べて、より当社の実務に即した内容で作成されているため、社内資格の取得がそのまま業務内容や生産性向上に直結しやすくなっています。また、”外部資格は存在しないが業務には必要なスキル”を可視化し評価することにも役立ちます。
◆社員個人の成長を支援
社内資格制度によって社員個人の自己成長を促すことで、結果的にそれが会社全体の成長へとつながっていきます。また、インセンティブがあることにより、社員のモチベーション向上や給与アップにも貢献しています。
■ 「社内資格制度」活用状況
2023年3月20日時点で合計120個以上の社内資格が創設されています。右のグラフの通り社内資格の累計取得数は年々増加しており、何らかの社内資格を保有する社員の割合は96%に達しています。
・平均社内資格取得数:5.7個/人
・平均社内資格手当金額:月額2,482円/人
(2023年3月20日時点)
■ 資格取得推進の取り組み
菊川では、資格手当制度を充実させるだけでなく、社員の資格取得を支援するために下記のような取り組みも行っています。
◆チャレンジ制度
上司と面談した上で、1年間で達成する自己成長目標を社員それぞれが設定し、その達成度を評価に反映させる人事制度です。外部資格や社内資格の取得をこの自己成長目標の一つとして推奨し、社員の資格取得を後押ししています。年に一度開催される創業記念式典では、目標達成率の高かった社員を「優秀チャレンジ賞」として表彰しています。
◆月1回の研修日
研修日を月に一度設けて、若手からベテラン、技能実習生まで全員で社内資格試験を実施する競技会などを開催しています。日常業務から離れて、技術の腕を磨いたり資格の勉強に充てたりする時間を確保することで、社員のスキルアップを支援しています。
今後はさらに社内資格制度を拡充するなど社員の専門性の強化を推進していくことで、社員個人のスキルアップを図るとともに、それを通じて会社全体の競争力強化や生産性向上も目指してまいります。
■ 本件に関するお問い合わせ
菊川工業株式会社 プロジェクト統括部 広報チーム
TEL:047-492-0144
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