2019年10月8日
黒ニッケルめっき+HL仕上げのステンレス外壁パネル
従来、黒ニッケルめっきは主に装飾用・機能用として、精密部品や小物などの小さなものに適用されます。例えば、自動車部品やカメラなどの光学機器分野、眼鏡フレームや事務用品・家電製品などの各種金具などがあります。
このような黒ニッケルめっきを、大型のめっき層を所有する協力会社と連携し、2mを超える外壁パネルに使用しました。設計者のご要望に合わせ、ステンレスの素材感を残しつつ、画一的なものではない自然な風合を両立した仕上げとして「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」を提案し採用されました。
今回ご紹介するのは、2019年9月にオープンする「三井ガーデンホテル銀座五丁目」の1階の外壁パネル。3㎜のステンレス板に「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」を施した最大1200㎜×2070㎜のカットパネルとなっています。粗いHLにてステンレスのメタル感とムラ感を敢えて出すことで、シックな高級感を演出しています。
「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」の特色を活かしつつも、全体のバランスを崩さない統一感を保つために管理しています。
KIKUKAWAはお客様のご要望に合わせて、様々な仕上げの提案をいたします。その中には、「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」のような過去に経験のない仕上げにもチャレンジし、最終的には外観と機能の両方の品質を担保した製品を納めます。
ご要望やご相談などありましたら、オーダー金属建材の会社ならではの提案や開発などの対応をしますので、ぜひご相談ください。
※KIKUKAWAは「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」が入居する「OVOL日本橋ビル」にも参画しています。
プロダクト施工事例 – OVOL日本橋ビルのページはこちら