2022年11月2日
鋳肌風塗装の金属パネルによるエントランス改修工事
近年、ご相談いただくことが多い金属パネルによる改修工事。KIKUKAWAでは、一般的な形状のパネルでも、特殊塗装により建物の個性を表現することができます。
今回ご紹介するのは岩手県盛岡市にあるオフィスビルのエントランス改修工事。KIKUKAWAは内外の壁パネルを「鋳肌風塗装」にて製作しました。
エントランス横の外部壁パネル正面は、真ん中にサインパネルを挟み、約W1,000㎜×H1,300㎜のカットパネルが6枚、目地幅15㎜のビス留めにて納められています。ブラウンの石目調から、シックな黒の壁パネルに改修され、印象がガラリと変わりました。
パネルの仕上げは、KIKUKAWAの特殊塗装仕上げラインアップの一つ「鋳肌風塗装(CM-C1)」。鋳物の肌のようなラフな質感を再現した塗装で、艶消しブラックのウレタン塗料を使用しています。マットな仕上がりで落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
今回、2階以上の既存外装は地元の伝統工芸品「南部鉄器」をイメージしたもので、その既存パネルの仕上げに近いものを探されていたとのことで、ご採用に至りました。
「鋳肌風塗装」はKIKUKAWAのサンプル帳ではスチール仕上げにラインアップしていますが、もちろん他の金属材にも適用可能。本プロジェクトも、内部はスチールパネルですが、外部は錆のリスクを軽減するためアルミパネル(板厚3㎜)にてご提案しています。
特殊塗装などの仕上げラインアップはこちら
KIKUKAWAの金属仕上ラインアップ – スチール
内部は風除室とエントランスホールの壁パネルを同じく「鋳肌風塗装」で製作。こちらは3.2㎜厚のスチールカットパネルで、W320~1,070㎜×H2,530のパネルを14枚納品しました。
また、内部パネル下部の幅60㎜の巾木は、カラーステンレス(化学発色)のブラックHL仕上げ。溝を入れるプレーナー加工を施すことで、曲げ部分をよりシャープに見せる角出し曲げ(シカル曲げ)を採用するなど細部にもこだわっています。
本プロジェクトのように、金属パネルによる改修で建物のバリューアップを検討してみてはいかがでしょうか?プロジェクトに応じて様々な材質・仕上げをご提案できますので、ぜひお気軽にご相談ください。