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2021年10月26日

メタルワークNEWS凹凸テクスチャ輝き・メタル感

真鍮色カラークリアのステンレス水面パネル

水面が揺らいでいるような意匠を表現したKIKUKAWAのオリジナル金属建材「水面(みなも)パネル」。2020年の販売開始以降、お客様から多くの反響をいただいている製品です。今回はそんな「水面パネル」の施工事例をご紹介します。

オフィスの壁パネルを真鍮色の水面パネルで製作

銀座6丁目-SQUAREに2021年7月に移転した、三井デザインテック様の新本社オフィス「CROSSOVER Lab」。社員一人一人の個性や専門性を掛け合わせる「CROSSOVER」をコンセプトとした、新しい働き方を実現するオフィスです。その中でKIKUKAWAは、オフィスの一角に設けられたミーティングスペースの壁パネルを製作しました。真鍮色に柔らかく輝く「水面パネル」が、唯一無二の個性的な空間を創出しています。

水面パネル近影。凹凸加工を施し立体感のあるパネルに仕上がっている

「真鍮めっきのような色の水面パネルを使用したい」との三井デザインテックチーフデザイナー梅岡氏のご要望から、本プロジェクトはスタートしました。
水面パネルは、凹凸加工の強弱を調整することによって、映り込む映像のゆらぎ方が変化します。そこで今回は、標準ラインアップの中から、まず凹凸の強さがちょうど中間程度の「ゆらぎ」のサンプルをご提供。実物を見て検討していただいた結果、「もう少し凹凸感のあるものにしたい」ということで、その次に凹凸感の強い「さざなみ」タイプのご採用となりました。

水面パネルは右から2番目の「さざなみ」を採用。色味は左下の真鍮サンプルをもとに決定。

水面パネルについて、詳しくはこちら
オリジナル金属建材:ONLY AT KIKUKAWA – 水面(みなも)パネル

約W1000㎜×H2700㎜の1.5㎜厚のステンレス曲げパネル4枚で構成。パネルの曲げ部分を左右で異なる形状とし、となりのパネルの曲げ部分に差し込むように施工しています。この納まりの工夫によって、ビスの見えない6㎜の細目地を実現することができました。

施工後の水面パネル。納まりの工夫でビスを隠し、6㎜の細目地を実現

水面パネルはこれまで、ステンレス鏡面素地での採用事例が多い製品でしたが、本プロジェクトでは初めて、着色仕上げにも挑戦。縦方向のHLに真鍮色のカラークリア塗装を施しています。ステンレスならではのメタリックな質感を生かした仕上がりになるよう、サンプルのやりとりを2回行いクリア塗装の見え方を調整しました。

左:塗装前の水面パネル 右:真鍮色のカラークリア塗装後、検査する様子

「水面パネル」は2021年10月現在、凹凸感の異なる4種類のパターンを標準ラインアップしています。また、本プロジェクトのようにカラークリア塗装などを施すことで、ステンレスの高級感を生かしつつ、イメージに合わせて色味を変えることも可能です。店舗やホテル、オフィスの内装として、ぜひKIKUKAWAの「水面パネル」をご検討ください。