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2020年11月10日

メタルワークNEWS 改修工事

キシャゲ仕上げによるデザインALパネル

アルミやステンレス、ブロンズをはじめとしたメタルならではの素材感を活かす表面仕上げとして、研磨加工は広く採用されています。HLやPHL(バイブレーション)、鏡面などが一般的ですが、工夫しだいで様々なデザインやパターンを表現することが可能です。KIKUKAWAには、それら特殊仕上げを可能とするノウハウを蓄積しており、「キシャゲ仕上げ」もその一つとなります。

キシャゲ仕上げ(左:PHL研磨ベースのアルミ、右:真鍮)
キシャゲ仕上げ(左:PHL研磨ベースのアルミ、右:真鍮)

「キシャゲ*仕上げ」は、それぞれ異なる方向に切削しながら、ランダムに円形パターンを表現する仕上げ。反射の具合で、同板上に濃淡があるような仕上げとなります。一つ一つの模様の大きさ、線状の削り跡の向き、密度などのパターンをお好みで調整することができます。

*キシャゲ:ノミ状の工具である「きさげ(スクレーパ)」から転じています。金属加工の一種である「きさげ作業」とは、一枚刃のきさげを使用して、金属表面をわずかに削り取る手作業の仕上げ技術のこと。金属と金属が接する重要な部分に対して、ストレスをなくすことを目的としています。熟練者によるきさげ加工は、機械加工では得られない平面度、直角度を実現することが可能です。

PHL+キシャゲ仕上げのデザインアルミパネル
PHL+キシャゲ仕上げのデザインアルミパネル

今回ご紹介するのは、15年ぶりの大規模リモデルを行い2019年3月にオープンした「伊勢丹新宿店メンズ館」。KIKUKAWAは、4階のアルミ柱型パネル工事に携わりました。
ブランドの壁を取り払った「比較購買しやすいフロア」が、リモデルのポイントの一つ。ラグジュアリーブランドが入居する4階も、壁のない一つの空間となり、それだけにフロアを構成する15箇所の柱型は空間演出に重要な役割を担います。洗練された高級感を表現する唯一無二の仕上げである「キシャゲ仕上げ」を採用したデザインパネルは、その役割に貢献することができました。

柱型パネルは5㎜のアルミ板に、ベースとしてPHL(バイブレーション)研磨を施し、デザイナーの指示データに基づくキシャゲの模様付け後、クリアー塗装でコーティングしています。基本的に一面を、W1200㎜×H2750㎜の1枚板で構成。5㎜のエッジとコーナーの2㎜の細目地が、シャープさを演出しています。

一見ランダムなパターンもデザイナーの指示に合わせています
一見ランダムなパターンもデザイナーの指示に合わせています

デザイナーが作図したキシャゲの大きさや配置などを忠実に表現するため、昔ながらのノウハウを駆使し、一つ一つ削りながら丁寧に模様付けしています。

こだわりのデザインのためお客様に入念にチェックして頂いています
こだわりのデザインのためお客様に入念にチェックして頂いています

従来の研磨仕上げをカスタムしたもの、全くのオーダーメイド、あるいは伝統工芸などの模様を流用したものなど、KIKUKAWAは様々なご相談を承ります。伝統的な職人技から新しい技術まで、ご要望に沿った提案を行います。デザイン実現の可否やお困りのことがありましたら、是非、お問い合わせください。

KIKUKAWAのテクノロジー – 研磨加工(研磨仕上)