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2020年6月23日

メタルワークNEWS凹凸テクスチャ改修工事

槌目+黒アルマイトのアルミ製扉

KIKUKAWA独自の工法にてひとつひとつ打ち出す槌目仕上げ。最近は内装やインテリア工事として採用していただく例も増えてきています。

槌目仕上げラインアップ。ブロンズ(左)とアルミ(右)

今回ご紹介するのは、新宿センタービルに入居するテナント様の改修工事。KIKUKAWAは、FIX付き両引き自動ドアのアルミ製扉部分を自動ドアメーカーから請け負いました。
「扉の部分を、何かおもしろい仕上げにできないか」との施主様のご要望から、様々な仕上げをご提案。最終的に槌目+黒アルマイトの仕上げが選ばれました。シックな色合いの槌目扉が、高級感と落ち着いた雰囲気を演出しています。

FIX付き両引き自動ドアのアルミ製扉部分を製作
槌目+黒アルマイトの仕上げ

自動ドアの開口部に対し、W850mm×H2390mmのアルミ製扉2枚で構成。TM-1*の槌目模様に二次電解着色ブラック+つや消しクリアーで仕上げています。
陽極酸化皮膜(アルマイト)は、アルミ素地のメタル感を活かした処理であるため、細かいキズのリスクが伴うハンマーなどで板に模様を打ち出す槌目加工には、細心の注意が必要な仕上げです。KIKUKAWAは、職人の技術や養生シートの工夫などによって、今回キズのない槌目仕上げを実現しました。

難しい仕上げをKIKUKAWAのノウハウにて実現

槌目仕上げの建具パネルとしての適用も、難易度の高いものでした。面積が広く、かつ槌目は模様を打ち出す際にどうしても板がそってしまうからです。しかしKIKUKAWAでは、槌目仕上げの開発の際に1m×2.5mの大きさまで可能とし、建具のような大きな製品にも対応。キズがつかないよう慎重にゆがみを取り除き、自動ドアに対してぴったりと納めることができました。

槌目扉の対角の寸法が合っているか、自社工場にて検査
アルミの槌目仕上げで高級感のある扉を表現

KIKUKAWAでは、今回ご紹介したアルミの槌目加工のほか、銅合金での加工も承っております。また、ご要望によるパターン開発も承りますので、ぜひ一度ご相談ください。
また、本プロジェクトのような金属加工受託としてのお引合いも対応いたします。(仕上げのみや材料売りは取り扱っておりませんのでご注意ください。)

KIKUKAWAのテクノロジー:槌目仕上げ(ハンマートーン)については、こちら
https://www.kikukawa.com/technology/tsuchime-hammertone-finish/

KIKUKAWAのサンプル帳「槌目」をご覧になるにはこちら
https://www.kikukawa.com/metal-sample-catalog/

*TM-1:KIKUKAWAのスタンダードな槌目パターン。詳細はサンプル帳のページをご確認ください。