2019年2月12日
錆風塗装パネル
錆風塗装は、特殊な塗装技術と柄付けの組合せにより、鉄錆の風合を再現した仕上げ。鉄本来の経年変化である錆の渋みを活かしたい意匠に、周囲はもちろん、手に触れた場合でも汚れることなく、その質感を楽しめます。
KIKUKAWAでは、アイラスという名称でラインアップしており、色味や濃淡を調整することもできます。
今回ご紹介するのは、3㎜のアルミ板にウレタン系の錆風塗装を施した外装カットパネル(※)。緩やかなRがかかっているパネルに、赤味がかった錆風塗装が雰囲気を醸し出しています。
幅が約600㎜~800㎜のR面のカットパネルは高さが1600㎜、幅260㎜小口カットパネルは高さ3610㎜で構成。600㎜角のR付点検口パネルもすっきりと納まっています。
職人の手技が反映する錆風塗装ですが、パネルごとに風合が異ならないように管理しています。
本プロジェクトの錆風塗装の下処理は外部に委託しましたが、本塗装はKIKUKAWAの塗装工場で施しています。2019年1月にはアルミ用の下処理施設も増設し、今後は一貫した管理が可能になりました。
オーダー金属建材の会社ならではの特殊塗装にも、今後さらに取り組みますので、ご要望などありましたら、お問い合わせください。
(※)錆風塗装は基本的に内装用の仕上げです。外部で検討される場合は、スペック前に一度ご相談ください。