2018年3月13日
Rブロンズ・ハニカム接着工法
アルミやステンレスパネルにおいて、ハニカムを裏打ちする従来の工法を、銅及び銅合金(ブロンズ)への適用及び曲面パネルにも対応できるようにしたものが「Rブロンズ・ハニカム接着工法」です。
FSW技術でつないだ幅2mを超える螺旋階段のブロンズ手摺壁をどのように構成するかを検討した結果、開発された「Rブロンズ・ハニカム接着工法」は、パネルの平滑度や剛性を保つことは勿論のこと、R形状を固定するのにも有効です。
この工法により、あまり例のない銅合金へのハニカム接着、曲面パネルへのハニカム接着と2つの要素をノウハウとするに至り、今後のブロンズ製品や曲面パネル(材質を問わず)へのハニカム接着を可能とさせる技術となりました。
「Rブロンズ・ハニカム接着工法」は、様々な課題を解決することで確立されました。その結果、品質性能と寸法精度の両方を担保した良品が製作されています。
品質は各工程の治具や作り込みで担保していますが、接着強度や寸法精度は最終的に定められた方法で検査して出荷されます。特に、接着品質は専用の機器にて計測し合否判定をします。
微妙に1枚1枚の形状が違う上に量があっても、品質とともに納期もきちんと管理しました。また、精度の良さと取付方法や取付治具を要望に応じて提案し、スムーズな施工を実現しています。
「Rブロンズ・ハニカム接着工法」を開発するきっかけとなったプロジェクトである、ロンドンの「ブルームバーグ新欧州本社屋」の螺旋階段工事につきましては、こちらをご参照ください。
施工事例「Bloomberg European headquarters(ランプ:螺旋階段工事)」