2018年4月24日
FSW(摩擦撹拌接合)について溶接学会にて研究報告
一般社団法人溶接学会が主催する、東京ビックサイト会議棟で開催された「平成30年度春季全国大会」において、KIKUKAWAの社員2名が、4/24にFSWについて研究報告を行いました。
報告内容は、「薄板銅合金への長尺摩擦撹拌接合の機械的性質」と「難燃性マグネシウム合金(AZX611)の摩擦撹拌接合」の2テーマ。1つめは建築板金で培ったFSW適用事例からの考察を、2つめは現在開発中のマグネシウム合金のFSW適用について発表しました。
KIKUKAWAでは、昨年より金属加工受託を「オーダー金属加工」として推進していますが、FSWを適用する受託については、国内有数の大型設備を保有していることもあり、特に力を入れている分野です。今回は、建設業界にとどまらず、広く他業界にアピールする場を、溶接学会から提供していただいた次第です。
研究報告後は、学術機関や鉄道車両を扱う会社からなど質疑を受け、交流を持つことができました。
建築板金の世界では使用例のほぼないマグネシウム合金は、アルミニウムよりも軽くて丈夫という特性上、建築以外では研究が進んでいる材料です。新しい素材の研究成果や管理手法を、従来材料(アルミ・銅合金)に反映させるとともに、他業種のニーズにも対応できる体制をKIKUKAWAの技術開発チームは整えています。
試験加工の受託も含め、FSWについて何か相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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