2024年1月9日
2024年度 奉納楯の製作
昨年は90周年の節目にあたり、皆さまよりご厚意を賜りありがとうございました。
2024年を迎え、これからもより一層お客様のご期待にお応えできますよう、社員一同精進してまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、毎年KIKUKAWAでは、新年の抱負と安全や繁盛の祈願を込めて、五角形の奉納楯*を製作しています。楯には、剣・鎌・鍵により「水」の一文字が表されており、剣は「魔を払う」、鎌は「収穫」、鍵は「商売繁盛」を意味しています。
*奉納楯:かつて鍛冶屋の火難除けとして製作されていたのが由来。仕事始めに「水」の文字をかたどった楯を奉納することで、仕事場を清め、金属や鞴(ふいご)を扱う職人の毎日の安全を祈っていた。
技術向上を図るため、ベトナム技能実習生が中心となって楯の製作に取り組みました。昨年のプロジェクトで採用された金属加工や仕上げの中から、話題となったものを選んで製作しています。
■PHL・シルキーブラスト
王道のステンレス仕上げ。ランダムな研磨目が輝くPHL(バイブレーション)と、なめらかな質感に仕上がるシルキーブラストで、ステンレスの高級感を演出しました。
PHL(バイブレーション)仕上げについてはこちら
ビーズブラスト仕上げ(シルキーブラスト®)についてはこちら
■カラークリア塗装
ステンレスHL仕上げにブロンズ色のカラークリア塗装を施しました。カラークリア塗装は、研磨目やメタル感を生かすことのできる色付きの透明な塗装。銅合金やカラーステンレスの代替案としても活用されています。
■編み込みメッシュ
細かい網目のステンレスメッシュに、ゴールド色のカラークリア塗装を施しています。機能性の面で選ばれることが多いメッシュ建材ですが、意匠性にも優れています。
毎年製作されている奉納楯は、工場内の壁面に飾られています。
キクカワテクノプラザにご来場の際には、ぜひご覧ください。
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