ニュウマン高輪エスカレータ横の波型パンチングパネル(左)と多面体パネル(右)
なめらかな曲面形状とパンチングの透過が軽やかな壁面を演出
偏光塗装仕上げの多面体パネル見上げ:角度により様々な表情を見せる
●大型商業施設のデザイン壁パネルを施工
高輪ゲートウェイシティの3棟3エリアにまたがる大型複合施設「NEWoMan TAKANAWA(ニュウマン高輪)」。来場者の回遊動線を生み出す装置として上下階をつなぐエスカレータ竪穴が象徴的にデザインされており、KIKUKAWAはそのうち2か所の壁パネルを施工しました。波型パンチングと多面体、機械加工を駆使した2種類の立体パネルで空間づくりに貢献しています。
●複雑曲面の波型パンチングパネル
まず1か所目は、高輪ゲートウェイ駅との接続デッキにつながるNORTH棟2階エントランス。エスカレータ吹き抜け2~5階部分に波型パンチングパネルを施工しています。5㎜径の丸孔パンチングを施したアルミパネルは本プロジェクト用に特注で金型設計から行い製作。シャンパンゴールド色のメラミン樹脂焼付塗装を施し、周囲の木目調内装とも馴染む温かみのある色合いで仕上げています。

▲エスカレータから見上げた波型パネル
本製品のポイントとなったのがスプライン曲線(複数の点をなめらかにつなぐ曲線)を描く波型形状の曲げ加工。多様なR曲げが組み合わさった複雑な曲面で、かつ見上げの美しさのため高さ方向で形状を揃える必要があり、製作精度の確保が非常に難しい製品でした。そこで、試作検討によって製作段階での品質を高めつつ、取付時に上下のパネル同士でR形状のすり合わせができる納まりとすることで課題を克服しています。高さ19mと広範囲にわたるカーテンのようなドレープ形状を軽やかなパンチングメタルで実現しました。
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●偏光塗装仕上げの多面体パネル
2か所目は、SOUTH棟3~4階POP UPスペース吹き抜け~エスカレータ壁面にかけて施工した多面体スチールパネル。仕上げには見る角度によって色合いが変化する偏光塗料を用いているため、多面体パネルの立体感がより際立つ意匠となっています。
曲げ加工と溶接を組み合わせて立体形状を成形した本製品。溶接熱による歪みを抑えるためファイバーレーザー溶接を活用しました。エスカレータ周りということで役物パネルも多い中、製作手順を各パネルで検証し品質向上を図っています。
●精度の高い機械加工で形状を実現
曲面・立体形状を機械加工にて実現した本プロジェクト。人の目線が近いエスカレータ横の壁パネルということで、品質の高い製品が求められました。オーダーメイドでこれまで数々の加工形状に対応してきた実績とノウハウを活かし、精度の高い機械加工でお客様の要求品質に応えることができました。
| 品名・施工個所 | 材質 | 仕上げ・加工 |
|---|---|---|
| NORTH棟2~5階 波型壁パネル |
アルミ | 波型曲げ加工 パンチング メラミン樹脂焼付塗装 |
| SOUTH棟3~4階 多面体壁パネル |
スチール | 多面体成形加工 特殊粉体塗装 |
| 建物名称 | ニュウマン高輪 |
|---|---|
| 施主 | 株式会社ルミネ |
| 設計 | 内装設計・デザイン監修:sinato、PRINT AND BUILD 実施設計:株式会社大林組 |
| 施工 | 内装施工:株式会社大林組、株式会社乃村工藝社 |
| 竣工 | 2025年 |
| 建設地 | 東京都港区 |

