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プロダクト施工事例

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Aga Khan Centre

アガ・カーン・センター:外観

シルキーブラストを施した8mのステンレス柱パネルがすっきりとみえる

シームレスな八角形柱パネルがモダニズムとイスラム建築の融合を体現している

横目地なし8m一本物の八角形ステンレス柱パネル

建物用途
製品用途
材質
金属加工技術
金属表面仕上

●八角形のステンレス柱パネル

イギリス・ロンドン、大型再開発地区キングスクロスに建設された「アガ・カーン・センター」の八角形の柱型パネル工事に、KIKUKAWAは携わりました。
「アガ・カーン・センター」は、モダニズムとイスラム建築の融合が体現されたイスラム教イスマイル派の教育文化施設。ステンレス板にシルキーブラストを施したピロティ柱パネルは近代的な外観と調和しつつも、八角形の形状がイスラム建築の特徴である幾何学的模様を連想させます。

●8m超の長尺パネルを得意とするKIKUKAWA

「アガ・カーン・センター」の設計をした槇総合計画事務所に対して、KIKUKAWAが参画したロンドンの「ブルームバーグ新欧州本社屋」の事例をプレゼンする機会がありました。その際、「同じロンドンのプロジェクトで、横目地なしの8m一本物で八角形の柱パネルを実現したいが、製作できる業者がヨーロッパになくて困っている」との相談を受けました。
長尺パネルを得意とするKIKUKAWAは、その場で実現を保証。品質を担保した技術提案ができ、海外工事の経験を多く積んでいることなどが決め手となり、受注するに至りました。

プロダクト施工事例 – Bloomberg European headquarters(ブルームバーグ新欧州本社屋)のページはこちら

●落ち着きのある高級感を細目地・シームレス・シルキーブラストにて演出

対角が920㎜の正八角形の柱型パネルは、厚み3.0㎜、サイズが352㎜×8mのSUS316材8枚で構成。横目地なしの上、パネル間は5㎜の細目地で納めており、すっきりしたディテールを実現しています。
仕上げは絹のような光沢のあるシルキーブラストを採用。シームレスな柱型に、落ち着きのある高級感を与えています。

KIKUKAWAのテクノロジー – シルキーブラスト®仕上げはこちら

●長尺パネルによる細目地を実現

細目地5㎜を実現するためには、目地で固定せずパネルの裏側で固定して納める必要があります。長尺でありながら取付精度を要し、かつ海外案件であることを考慮し、本プロジェクトにおいては、化粧パネルを丁番式の開閉機構として納めることを提案しました。
精度よくパネルフレームと現場下地を接合したのち、扉のように化粧パネルを閉めて固定することによって、目地の幅や通りなど施工における品質を確保し、ビスやボルトをみせないすっきりとした納まりを可能としました。
現地での省力化のため、化粧パネルとフレームは工場にて一体組にしています。パネルの動作や軌跡を検証し、建込検査などで問題点を解決しつつ、可動部にズレが生じないような工夫をこらしました。

●施工ファースト

本プロジェクトでは、天井と床の施工スペースが限られており、施工の負担を減らすことが求められていました。
そこで、化粧パネルとフレームを一体組にすることに加えて、パネル2枚を1ユニットとして現地へ搬入しました。さらに、パネル吊りこみを容易に現地でもできるよう、ユニットにイゲタの架台を設置し、パネルがねじれないよう防止。その架台は、輸出梱包に対しても有効なものです。
これらの対策により、現地で調整することなく出荷状態どおりに取付できたと、評価をいただくことができました。

●唯一の日本製

世界的な建築家、槇文彦氏の設計である「アガ・カーン・センター」は、ロンドンにおける、日本人建築家による初めての恒久的な建物。そのプロジェクトにおいて、槇総合計画事務所のプロジェクト担当、亀本ゲイリー氏からは、「8mの八角形柱パネルは綺麗にできた。唯一この柱だけ日本から製作して持ってきたと皆さんに説明している」とお褒めの言葉を頂いています。
唯一の日本製の製品である八角形の柱型パネル工事に参画でき、品質・技術をアピールできたことは、KIKUKAWAとして光栄に感じるプロジェクトとなりました。

品名・施工個所 材質 仕上げ・加工
八角形・柱型パネル SUS316 シルキーブラスト
建物名称Aga Khan Centre
施主Aga Khan Development Network
設計Maki and Associates (株式会社 槇総合計画事務所)
施工BAM Construct UK Ltd
竣工2018年
建設地イギリス ロンドン