カラフルなデザインファサード「色の木立」
23色の全艶クリアーのフッ素樹脂焼付塗装で「色の木立」の明るさ・鮮やかさを醸成
アルミ板で製作された、金属の木(tree)
●カラフルなデザインファサード
福岡市の住宅街に佇む保育園「クレシュ六本松」のデザインファサード工事にKIKUKAWAは参画しています。
白を基調とした開放感のある建物は、マルチカラーの枝(branch)の生えた63本の金属の木(tree)に囲まれています。子どもたち一人一人の豊かな感性を育めるよう、どこにいてもたくさんの色が感じられる空間を演出しています。また、ガラス張りの建物をカラフルな木立で包み込むことで、視覚的に外部から子どもたちを優しく守っています。
●コンセプト:色の木立
コンセプトにもなっている「色の木立」は、白色の幹に対して22色の枝で構成。色系統ごとに濃淡などの違うカラーを3~4種類選択することで22色ラインアップし、それらを組み合わせて成り立っています。コーティングは全艶クリアーのフッ素樹脂焼付塗装を採用、「色の木立」の明るさ・鮮やかさを醸成しています。
全部で23色にもなる「tree」を要求通りのカラーで表現するために、色サンプル製作や実際の製作・塗装・施工の管理に苦労しました。しかし、品質管理に細心の注意を払うことで、顧客に満足いただける良品を納めることができています。
●金属の木(tree)
「tree」は、最大高さ4mにもおよぶ幹に対して、2本の750㎜~2200㎜の枝で構成。幹・枝とも、2.0㎜のアルミ板を40㎜×190㎜のフラットな角パイプ形状に組み合わせた統一したものになっています。設計時における軽量かつ強度を確保するための検討、加工時におけるフラット度及び突き付けラインが通る様な下地の工夫など、ノウハウや経験に基づいたチエ出しにより、精度の良い製品を造り込む事が出来ました。
懸念事項であった「tree」の揺れについては、モックアップにて外部で揺れテストを行い、そのデータを設計事務所やゼネコンとで共有・検討することで解決しています。
●エマニュエル氏の色への思い
エマニュエル氏は子どもたちに対して、「色に囲まれ、色に触れ、色と共に生活することで、個性豊かな感性を育んでほしい」という思いを込めています。
エマニュエル氏のデザインしたプロジェクトに携わってきたKIKUKAWAは、その色に対するこだわりを熟知しています。そのことが、「クレシュ六本松」においても指名業者に選んでいただくことになり、信頼をさらに得ることにつながりました。
他のエマニュエル・ムホー アーキテクチャー+デザインの施工事例は下記を参照してください
プロダクト施工事例-巣鴨信用金庫 常盤台支店
プロダクト施工事例-巣鴨信用金庫 志村支店
品名・施工個所 | 材質 | 仕上げ・加工 |
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デザインファサード 「tree+branch」 |
アルミ | フッ素樹脂焼付塗装(全艶) |
建物名称 | 認可保育園 クレシュ六本松 |
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施主 | 社会福祉法人 草香江園 |
設計 | 株式会社 emmanuelle moureaux(エマニュエル・ムホー) |
施工 | 梅林建設 株式会社 |
竣工 | 2017年 |
建設地 | 福岡県福岡市中央区 |