
「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」を施したステンレス外装カットパネル
サイン部は点検口パネルとなっている
日中は薄墨風、夜間は濃墨風の表情を演出する「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」パネル
●伝統美と高級感を演出するKIKUKAWAのパネル
歌舞伎座や築地にも近い好立地・銀座に開業した「三井ガーデンホテル銀座五丁目」にて、KIKUKAWAは外壁パネル工事に参画しました。
2019年9月にオープンした「三井ガーデンホテル銀座五丁目」は、落ち着いた雰囲気の中にも日本の伝統的なデザインを取り入れており、「江戸の粋」を感じさせる空間となっています。他にはないKIKUKAWAの「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」を施した外壁パネルは、日本の落ち着いた伝統美と、銀座の地にふさわしい高級感を演出することに貢献しています。
●「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」の外壁パネル
「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」を施した外壁パネルでは、過去に経験のない新しい仕上げを協力会社と連携しチャレンジしました。
粗いHLでステンレスのメタル感とムラ感を敢えて出すことで、シックな高級感を演出。ステンレスの素材感を残しつつ、画一的なものではない自然な風合を両立した仕上げとして、設計者のご要望に応えています。
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●設計仕様における要望の実現と提案力
40㎡のステンレス・ファサードは、板厚3㎜のカットパネル。黒ニッケルめっき製品の製作可能な最大割付と最小目地を両立したいとの要望のもと、最大パネル1200㎜×2070㎜、縦目地15㎜、横目地5㎜を実現しています。
サイン付の点検口は、原設計通りだと自重で平滑度が保てずに歪んで見えると判断したため、顧客との協議の元、上吊りの点検口に変更し機構や下地を工夫することで、フラット性を担保しています。
●KIKUKAWAの総合力による施工品質
「三井ガーデンホテル銀座五丁目」は銀座の昭和通りに面している関係上、施工条件が厳しい上に、外構工事との取合もあり、施工管理面での役割はより重要なものでした。さらに、補修のきかない黒ニッケルメッキ仕上パネルの取り扱いは、より細心な注意が必要です。
そのため、東急建設との協議はもちろんのこと、設計・製造部門との事前調整や図面納まりと製作精度に担保された製品により、施工管理におけるQCD(品質・コスト・納期)を満たすことができました。
●オンリーワンを生み出すKIKUKAWAの対応力
今回のプロジェクトは、「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」を設計者が「墨を流したような仕上で面白い」と気に入ってもらえたことで引合いいただきました。これまでにない新しい仕上げに挑戦し、絶妙なムラ感のある特殊な仕上げを実現するKIKUKAWAの対応力で、設計事務所に他にはない仕上とご満足いただける結果となりました。その意味では、本プロジェクトの職人による手技をも駆使したファサード製品は、まさしくオンリーワンの金属製品といえます。
※KIKUKAWAは「三井ガーデンホテル日本橋プレミア」が入居する「OVOL日本橋ビル」にも参画しています。
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品名・施工個所 | 材質 | 仕上げ・加工 |
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1F 外装パネル | ステンレス | 黒ニッケルめっき+HL +クリア塗装 |
建物名称 | 三井ガーデンホテル銀座五丁目 |
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施主 | 三井不動産 株式会社 |
設計 | 久米設計・東急建設設計共同企業体 |
施工 | 東急建設 株式会社 |
竣工 | 2019年 |
建設地 | 東京都中央区 |