METAL ARCHITECT KIKUKAWA

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プロダクト施工事例

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刀剣博物館

刀剣博物館:エントランス

エントランス:ステンレス壁パネル(シルキーブラスト)

階段壁:ステンレス壁パネル及び階段手摺(シルキーブラスト)

木の緑を淡く映しているシルキーブラストのステンレス壁パネル

●コンセプトに合致したシルキーブラスト

隅田川のほとり、両国国技館に隣接する池泉回遊式の庭園が残る旧安田庭園の一角に建設された「刀剣博物館」のステンレス工事にKIKUKAWAは参画しています。
昭和43年に渋谷区で開館した博物館が、旧両国公会堂の跡地に移転建築されたもので、日本刀を保存・公開し、 日本刀文化の普及のための発信拠点となるベく開館されたものです。
日本刀のコンセプトに合致するということで、KIKUKAWAのシルキーブラストが採用されたプロジェクトです。

●梨地の中にも淡く輝くシルキーブラスト

ステンレス工事のうち、エントランスや内部階段手摺壁は、日本刀のような機能を追求し一切の無駄を省いた姿・形を表現する事を、顧客より求められていました。
KIKUKAWAのシルキーブラスト技術により、ビーズブラストによる梨地の中にも残る淡い輝きがイメージと一致。ムラのない表面に風景を映し出す、また光の加減により様々な表情を見せるパネルとなっています。

KIKUKAWAのテクノロジー-シルキーブラスト®仕上げのページはこちら
KIKUKAWAの金属仕上ラインアップ-ステンレスのページはこちら

●細目地のステンレスカットパネル

メインエントランスとサブエントランスの外壁パネルは、4.0㎜のステンレス板が使用されています。最大W1050㎜×H4025㎜のカットパネルは、細目地6㎜で納められており、シルキーブラストとあいまって、重厚さと清廉さを演出しています。
階段の手摺壁パネルは、3.0㎜のステンレスカットパネル。基準の長辺が約1600㎜の菱形、端部が全て異形の役物の中、5㎜の細目地で納められています。作図段階から検討を重ね、シビアな下地精度を守ることで、目地の美しいパネルとなっています。同じくブラストを施した笠木と手摺との組み合わせでシャープな雰囲気を出しています。

●要求を実現し、高評価へ

シルキーブラストは、補修のきかない仕上げのため、組立から取付まで細心の注意を払いました。また、設計と取付職人と十分なコミュニケーションをとり、要求通りの正確な施工を行っています。
これらの手順やノウハウが、ステンレスの均一な仕上、精度の高い製作、工夫された納まり、練られた精密な施工計画と、全てにおいて顧客より高評価を頂いたことに繋がっています。

品名・施工個所 材質 仕上げ・加工
エントランス外壁パネル ステンレス シルキーブラスト
階段壁パネル ステンレス シルキーブラスト
階段手摺 ステンレス シルキーブラスト
建物名称刀剣博物館
施主公益財団法人 日本美術刀剣保存協会
設計株式会社 槇総合計画事務所
施工戸田建設 株式会社
竣工2017年
建設地東京都墨田区