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2021年4月21日

ニュースリリース

桑沢デザイン研究所とのコラボレーションにより三次元加工技術によるアルミ椅子製作

KIKUKAWAは下記内容のニュースリリースを配信しました。

PDF版はこちら
2021.4.21 Kikukawa News Release (3D Chair)


桑沢デザイン研究所とのコラボレーションにより椅子製作
職人技による三次元加工技術により流れるような表情を実現


建築物の金属製内外装工事を手がける菊川工業株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:宇津野嘉彦、以下菊川)は、デザインの専門学校である桑沢デザイン研究所の専任講師、大松俊紀氏との協働により、世界に一つだけの椅子「Shades of “X”」を製作完了し、4月より桑沢デザイン研究所内に設置したことをお知らせします。

過去2回のコラボレーション同様、菊川の金属加工技術に期待された大松氏からの依頼されたプロジェクト。今回は、表面の流れるような表情を職人技による三次元加工技術を駆使することで実現しています。
尚、「Shades of “X”」は、桑沢デザイン研究所における2020年度教員研究助成金により製作されました。

■ 「Shades of “X”」の特徴と概要

・美しく優しい、流れるような表情を、アルミニウム板を三次曲面加工することで実現。
・100kgの重さにも耐えられるラウンジチェアを薄いアルミニウム板を最小限重ねることで構成。
・3つのパーツから構成され、座面と脚は着脱可能。
・人が座る際に掛かる荷重に追随しながら全体として安定した構造。

● 仕上げはアルミニウムの質感を活かす、HL(ヘアーライン)研磨+クリア塗装。
● 座面とその下の2枚目のアルミニウム板は4㎜厚を三次曲面加工。
● 3枚目となる脚は4㎜厚、10㎜厚のアルミニウム板を二次曲面加工し溶接。

菊川工業の三次元加工技術

創業以来の経験と職人技を長年受け継ぐことで、ノウハウとして蓄積。近年は、3Dデータを活用したレーザー溶接・切断やロボット加工といった先端技術や、インクリメンタルフォーミングなどの先端加工を導入・研究し、融合させて製作しています。その上、3D-CADの対応力・実践力を含めた設計技術から施工技術までの総合力を動員し、様々な三次元形状の要望に対して、品質を確保した技術提案を行っています。
本プロジェクトは昔ながらの、たたき出しによる職人技にて、三次元加工を施しました。

KIKUKAWAのテクノロジー:三次元加工技術はこちら

桑沢デザイン研究所 概要

1954年にデザイン・ジャーナリスト桑澤洋子氏によって設立された、日本最初のデザイン専門学校。バウハウス思想を継承し、スペース(建築・インテリア・家具)、プロダクト、ファッション、ヴィジュアル(グラフィック)の4つのコースで、あらゆる角度からデザインを学ぶことが出来ます。現在の所長は、グラフィックデザイナーの工藤強勝氏です。
大松俊紀氏は、その中でもスペースデザイン分野の専任講師及び分野責任者として、そして自身のアトリエ「大松俊紀アトリエ」の代表としても活躍されています。

桑沢デザイン研究所 https://www.kds.ac.jp/
大松俊紀氏 http://www.toshikiomatsu.com/

過去2回のコラボレーション椅子のリリースは下記よりご覧ください
第1弾:先端技術の研究開発“インクリメンタルフォーミング”で「一品物」の椅子を製作
第2弾:先端技術レーザー溶接で世界に一つだけの椅子を製作

■ 本件に関するお問い合わせ

菊川工業株式会社 広報室Webチーム
TEL:047-492-0144
ホームページよりお問い合わせはこちら