2018年1月5日
奉納楯の製作
毎年KIKUKAWAでは、新年への抱負と安全や繁盛の祈願を込めて、五角形の奉納楯を製作しています。楯には、剣・鎌・鍵により「水」の一文字が表されており、「剣」は魔を払い、「鎌」は収穫、「鍵」は商売繁盛を意味しています。
この奉納楯は、その昔、鍛冶屋の火難除けとして製作されていた「奉納楯」が由来です。仕事始めに、「水」の文字をかたどった楯を奉納することで、仕事場を清め、金属や鞴(ふいご)を扱う職人の毎日の安全を祈っていました。
例年どおり、技術の伝承や向上を図るためにも、若手やベトナム研修生が中心となり、楯の製作に取り組みました。今年も話題になった金属や仕上げを選んで、製作しています。
本年度は、下記の3つを製作しました。
―楯はHLの丹銅に古美仕上げ、水の文字はステンレスにシルキーブラスト仕上げ。
―楯はアルミにハードバイブレーションを施しアルマイト仕上げ、水の文字はステンレスにシルキーブラスト仕上げ。
―楯も水の文字も、ステンレスのゴールド・カラークリア仕上げ。
昨年は、古美仕上げを活用した「ブルームバーグ」が竣工したり、世界遺産にも指定されている「薬師寺」にアルマイト仕上げの化粧天井を納品するなど、さまざまな話題の事例に参画しています。
また、二つの水の文字に使用されている「シルキーブラスト」仕上げは、当社の代表的なステンレスの仕上げの一つで、「東京駅丸の内駅舎ドームの柱型」や「刀剣博物館」、「中京大学『翼竜のたまご』モニュメント」といった事例で使用されています。
毎年製作されている奉納楯は、工場内の壁に飾られています。
KIKUKAWAにご来場の際には、ぜひご覧ください。
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