2023年3月3日
アルミ光輝合金発色+槌目仕上げの造作吊り天井
空間に特別感をもたらす、メタルを使った意匠天井。天井全面への使用に限らず、一般的なボード天井やシステム天井の一部に取り入れていただくのも、良いアクセントになりおすすめです。今回は、オフィスに採用された造作天井をご紹介します。
こちらは、医薬品総合開発を行うレメディ・アンド・カンパニー株式会社の本社オフィス。東京駅前に建つ大型複合ビル「常盤橋タワー」の23階オフィスフロアに入居しています。「Innovation Gateway」のオフィスコンセプトに合わせた、光沢感のある造作天井をエントランスラウンジに施工しました。
大きさ約5,200㎜×3,200㎜の、平行四辺形のような形の下がり天井。アルミ光輝合金発色をテクスチャと組み合わせたシリーズ「アルミエール」の「ハイブライトシルバー 槌目」が仕上げとして採用されました。
天井面は板厚3㎜のカットパネル10枚で構成。最大パネルサイズは約1,000㎜×3,600㎜と、槌目仕上げとしては大きめの割付です。引っ掛け式のパネル納まりで、デザインを損なわない3㎜の細目地を実現しました。
側面は、同じ槌目仕上げの立ち上がりパネルとスチール黒塗装の塞ぎパネルがそれぞれ150㎜幅で四周を覆っています。天井パネル裏と55㎜幅のスリットにはLED照明が配置され、造作天井が浮かび上がるようなデザインとなっています。
元々は鏡面ステンレスの「水面パネル」を検討したいとご相談をいただいていましたが、天井ということで、より軽量なアルミ材で光沢感と凹凸テクスチャを表現可能な「ハイブライトシルバー 槌目」もKIKUKAWAからご提案しました。水面パネルに比べて細やかな凹凸感と淡く柔らかい映り込みが特長で、最終的には「ハイブライトシルバー 槌目」をより気に入っていただき、ご採用にいたっています。
アルミエールについて、詳しくはこちら
水面パネルについて、詳しくはこちら
今回、アルミエールの「ハイブライトシルバー 槌目」を全面的にご採用いただいた初めてのプロジェクトとなりました。槌目の凹凸が光や色の映り込みをより柔らかに見せる仕上げですので、上品な光沢のある金属素材をお探しの方は、ぜひご検討ください。