2019年1月8日
超大型折り戸「しゅもん」
シャッターやオーバースライダーが主力の大開口の開閉装置は、開閉時の騒音や天井面へ開閉部を収納する必要からスペースが制限されるなどの問題点があります。
KIKUKAWAがドイツのガートナー社と技術提携して製造・販売している、超大型折り戸「しゅもん」は、静粛性と開閉スピードに優れ、機能とデザイン性を兼ね揃えた製品です。
今回ご紹介するのは、東京消防庁管内にて採用された2例目の電動タイプの超大型折り戸「しゅもん」。八王子消防署楢原出張所の車庫の大開口、W15m×H4mに対して、中心の方立枠を挟んで両開き2枚折り戸2組で構成しています。
白塗装が施されたガラスタイプの「しゅもん」。開閉音約40デシベル(※)の静粛性と約11秒の開閉スピードを備えています。
また、ガラス窓による見通しの良い解放感が、緊急車両を外部からでも確認でき、地域の方々に安心感を与えます。
(※)デシベル(dB):音の大きさや電波の強さを表示する単位。家電では50dBを静音の目安にしているものが多く、40dBは図書館内の音の大きさと一般的にいわれている。
駆動装置がH450㎜の上枠に納まるので、設備BOXなどのスペースを設ける必要がなく天井工事を省力化。安全性の面もタッチセンサーにより担保されており、停電時や故障時でもワンタッチで手動に切り替えることで軽い力で開閉することができます。
大型扉を支える特殊ヒンジはメンテナンスフリー(オーバーホールは開閉20万回、もしくは10年目)。専用のガスケットにて気密性を高めることで遮音と省エネにも貢献しています。
超大型折り戸「しゅもん」は、ガラスタイプやウインドウタイプなど、カラーリングとともに様々なバリエーションを選択でき、消防署以外でも、JRAをはじめ学校や工場、コミュニケーション施設などで採用されています。
大開口部の開閉装置や納まりの件でお困りのことがありましたら、一度ご相談ください。
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