METAL ARCHITECT KIKUKAWA

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プロダクト施工事例

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SIGMA 本社

光輝合金パネル

建物の顔となる、シグマ本社ビルの光輝アルミ外装パネル

植栽が淡く映り込む光輝合金パネル。見る角度によって映し込む風景も異なる。

夕景:光輝合金の外装は時間帯によっても表情が変化する。

建物用途
製品用途
材質
金属加工技術
金属表面仕上

●緑豊かな敷地で輝く光輝合金外装のオフィス

小田急多摩線沿線に位置する川崎市マイコンシティは、エレクトロニクス関連企業の研究開発拠点が集まる工業団地です。そのマイコンシティ栗木地区の一角に建てられたのが、光学機器メーカー、株式会社シグマの本社ビル。敷地の60%超が緑や土で覆われており、道路から建物までのアプローチには「SIGMAの森」と名付けられた植栽空間が広がっています。そのアプローチを抜けると真っ先に目に飛び込んでくるのが、光輝アルミ合金を使った外装パネル。豊かな緑地との対比により、淡く輝く金属パネルが印象的なオフィスが完成しました。

●時の移ろいを淡い色彩で映し出す光輝合金パネル

設計のコンセプトは、「会社という長い時間を過ごす場所だからこそ、1日の時間や季節の移り変わりを感じられるようにすること」。KIKUKAWAの代表的な施工事例「すみだ北斎美術館」のような、周りの風景を優しく映し込む意匠にしたいとのことで、当社にお話をいただきました。約400㎡の電解研磨+シルバーアルマイトを施した光輝合金パネルに、陽の光や植物の姿が淡く投影され、時間や四季の移ろいを感じさせる外装となっています。
また、川崎市マイコンシティには、地区計画により敷地内の緑化や建物の色彩制限などが定められており、建物の壁にカラフルな色は使用できない決まりがありました。その点、光輝合金パネルは、色彩制限をクリアする外装色でありながら、植物の緑や空の青といった淡い色彩の映り込みがあります。建築制限がある中でも、画一的にならない外観を表現するのに光輝合金パネルが一役買っています。

KIKUKAWAのテクノロジー – 光輝合金発色パネル

●長尺の光輝合金パネルを美しく納める設計力

光輝合金パネル

最上段は6m超の長尺パネル

光輝合金パネルは板厚3㎜のカットパネル。基準サイズはW1,550㎜×H4,300㎜と縦長で、幅15㎜の縦目地、幅8㎜の横目地とも綺麗に通っており、箱型の建物の端正なラインをより強調しています。特に最上段のパネルは高さ6,070㎜と、光輝合金パネルではほとんど経験のない長尺サイズを実現し、お客様のご要望にお応えしました。
納まりは基本的に引っ掛け式を採用しつつ、窓との取合部などは、躯体の状態に合わせた検討を行っています。実測値を下地の設計に反映させることで、横から見ても化粧面がフラットになるよう精度よく納めました。

KIKUKAWAのテクノロジー – 大型金属パネル(広幅・長尺)

●お客様の期待にお応えするKIKUKAWAの品質

建物の顔となる正面の外装パネルのため、高品質の製品が求められた本プロジェクト。製作時および施工時の自主検査体制を強化することで、高い品質要求を満たしています。お客様からは「時間や天候により表情が異なる素晴らしい仕上げだ」と高く評価していただいており、KIKUKAWAの代名詞とも言える光輝合金パネルにて、しっかりとご期待に応えることができました。

品名・施工個所 材質 仕上げ・加工
外装パネル 光輝アルミ合金 光輝合金発色
(電解研磨+
シルバーアルマイト)
建物名称SIGMA 本社
施主株式会社 シグマ
設計鹿島建設 株式会社
施工鹿島建設 株式会社
竣工2022年
建設地神奈川県川崎市