スリットによりゆるやかに分割された外観は、四角柱と三角錐を合わせたような複雑なデザインです。そのため、面ごとにパネルが色々な角度で傾いており、角度の違う各コーナーや折れ点の納まりは非常に難しいものでした。三角形を含む形状や大きさが多種多様なパネルを427枚、縦目地8㎜・横目地12㎜の空目地でこの美しいデザインを実現しています。

化粧材は光沢度の高い特殊アルミ材である光輝アルミ合金を使用しています。一見、ステンレスのような輝きを持つ材質ですが、ステンレスを磨いた輝きとは違ったアルミの柔らかな雰囲気を活かした淡い輝きとなります。「公園の緑や周囲の建物や空など、周りの風景が淡く柔らかく映り込む」という設計コンセプトを実現しています。

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プロダクト施工事例：すみだ北斎美術館
KIKUKAWAのテクノロジー：陽極酸化皮膜（アルマイト）処理の金属建材