2021年1月8日
2021年度 奉納楯の製作
毎年KIKUKAWAでは、新年の抱負と安全や繁盛の祈願を込めて、五角形の奉納楯*を製作しています。楯には、剣・鎌・鍵により「水」の一文字が表されており、剣は「魔を払う」、鎌は「収穫」、鍵は「商売繁盛」を意味しています。
技術の伝承や向上を図るため、例年通り若手社員やベトナム技能実習生が中心となって楯の製作に取り組みました。今年も、話題になった金属や仕上げを選んで製作しています。
本年度は、下記の3つを製作しました。
■楯のベースはアルミのハードPHL+二次電解着色(シルバー)、楯の枠と水の文字はアルミの錆(さび)風塗装。
■楯は丹銅の槌目+硫化イブシ+フッ素クリア塗装、水の文字はステンレスのシルキーブラスト仕上。
■楯はステンレスのブロンズ風カラークリア塗装(ベースは艶あり、枠は艶消し)、水の文字はステンレスのHL仕上。
毎年製作されている奉納楯は、工場内の壁面に飾られています。
キクカワテクノプラザにご来場の際には、ぜひご覧ください。
*奉納楯:かつて鍛冶屋の火難除けとして製作されていたのが由来。仕事始めに「水」の文字をかたどった楯を奉納することで、仕事場を清め、金属や鞴(ふいご)を扱う職人の毎日の安全を祈っていた。
上記の仕上について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
KIKUKAWAの金属仕上ラインアップ
WEB STUDIO K+ – 錆風塗装
KIKUKAWAのテクノロジー – 槌目仕上げ(ハンマートーン)
KIKUKAWAのテクノロジー – 硫化イブシ仕上げ
KIKUKAWAのテクノロジー – ビーズブラスト仕上(シルキーブラスト®)
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