2022年2月22日
環境にやさしい「エコ&サステイナブル建材・塗装」
地球温暖化や大気汚染などの環境問題が深刻化するなか、建材を選ぶときに、環境負荷低減に貢献するかどうかを基準とするお客様もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、環境に配慮したKIKUKAWAの金属建材や塗装をご紹介します。
■日射遮蔽ルーバー
室内側のブラインドやカーテンよりも、外側につけるルーバーの方が、日射遮蔽効果を得られます。直射日光を遮ることで室温上昇を抑え、冷房の使用を低減するため、CO2削減や省エネルギーにつながります。
■エキスパンドメタル
エキスパンドメタルは、金属板に切込を入れながら押し広げていく製作方法のため、パンチングのようにロスやスクラップを生じることがなく、元の材料より表面積も広がる、エコ建材として近年注目されています。
■粉体塗装
粉体塗装は、粉砕した顔料などを静電気で吹き付け、加熱して塗膜をつくる塗装方法です。
以下の点で環境や人体への負荷が抑えられます。
●光化学スモッグの原因物質であるVOC(揮発性有機化合物)いわゆる「有機溶剤」を含まないため、大気汚染を防止する。
●有機溶剤に比べて塗料の付着率が高く、ロスを削減できる。
●シックハウス症候群などの原因になるVOCを含まないため、塗装を行う人々の健康を守る。
WEBショールーム – アーツ前橋の粉体塗装サンプルはこちら
パンチングルーバーやエキスパンドメタルの仕上げには、粉体塗装がおすすめです。一般的な塗装の場合、パンチングパネルの穴や、エキスパンドメタルの切込みなどのエッジ部分には塗装が廻りにくいですが、粉体塗装の場合は、厚い膜厚でしっかりと塗装が密着します。
また、「高耐侯性ポリエステル粉体塗装」は、性能的にはフッ素樹脂焼付塗装に準じるといわれており、外装材にも多く使われている仕上げです。
■材料
機械加工の工程では、材料のロスが最も少なくなるように加工機のプログラムを検討し、金属板から各パーツの切り出しを行っています。製造工程では、小さなスクラップ(金属の切りくず)から、現場で役目を終えて引き取られた金属建材まで、すべてリサイクルされています。
また、アルミ材をアップサイクルし、商業空間の装飾材にしたプロジェクトに参画しました。東海道新幹線700系のアルミニウム車体材が、東京駅専門店街「東京ギフトパレット」にある、のれん型の軒天井に生まれ変わっています。詳細は下記リンクをご覧ください。
ニュースリリース:新幹線車体材を建材に再生するプロジェクトに参画
KIKUKAWAでは、他にもソーラーLED街路灯や太陽光発電を搭載した建材製品も開発しています。環境にやさしい建材を選びたいというお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。