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2025年1月20日

お知らせ

2025年度 奉納楯の製作

毎年KIKUKAWAでは、新年の抱負と安全や繁盛の祈願を込めて、五角形の奉納楯*を製作しています。楯には、剣・鎌・鍵により「水」の一文字が表されており、剣は「魔を払う」、鎌は「収穫」、鍵は「商売繁盛」を意味しています。

奉納楯2025
今年度製作した3つの奉納盾

*奉納楯:かつて鍛冶屋の火難除けとして製作されていたのが由来。仕事始めに「水」の文字をかたどった楯を奉納することで、仕事場を清め、金属や鞴(ふいご)を扱う職人の毎日の安全を祈っていた。

技術向上を図るため、若手社員やベトナム技能実習生が中心となって楯の製作に取り組みました。昨年のプロジェクトで採用された金属加工や仕上げの中から、話題となったものを選んで製作しています。

■キシャゲ仕上げ/硫化風塗装
楯のベースは、円形の研磨模様をランダムに配置したキシャゲ仕上げ。職人の手加工による繊細な仕上がりが魅力で、ブランドショップの内装などに採用されています。水の文字は、ブロンズの風合いを表現した硫化風塗装で製作しました。

奉納楯 キシャゲ仕上げ
ベース:ハードPHL(バイブレーション) +キシャゲ+アルマイト
水の文字:硫化風塗装

キシャゲ仕上げ事例:伊勢丹新宿店メンズ館
硫化風塗装事例:新水ビル

■エキスパンドメタル
細かい目のエキスパンドメタルに黒の粉体塗装を施し、ました。天井材「エキスパンドメタル シーリング」は、アルマイト・黒塗装・白塗装の3種類の標準仕上げがあり、それぞれ異なる空間演出をしてくれます。

奉納楯 エキスパンドメタル
ベース:アルミエキスパンドメタル+粉体塗装(黒)
水の文字:シルキーブラスト仕上げ

エキスパンドメタル シーリング 製品ページ
シルキーブラスト仕上げについて

■槌目仕上げ
ハンマーでたたいて模様を打ち付ける槌目仕上げ(ハンマートーン)。銅合金での採用が多いイメージですが、このようにアルミでも可能で、素朴な光沢が引き出されます。フレームは鏡面、水の文字はシルキーブラストと、メタルの素材感を生かした仕上げでまとめました。

奉納楯 槌目仕上げ
ベース:アルミ槌目加工
水の文字:シルキーブラスト仕上げ

アルミ槌目事例①:オフィス造作天井
アルミ槌目事例②:自動ドア扉

毎年製作されている奉納楯は、工場内の壁面に飾られています。
キクカワテクノプラザにご来場の際には、ぜひご覧ください。

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