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2020年10月7日

メールマガジン

Kikukawa Mail News Vol.38 2020.10.7

キクカワの「今」をお届けします!

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※本メールは、以前、弊社スタッフと名刺交換をさせていただいた方や
お問い合わせをいただいた方々へお送りしています。
※配信停止をご希望の方は、文末をご確認ください。

キクカワの「今」をお届けするキクカワメールニュース。

第38号では、さまざまな溶接手法をテーマに菊川の各プロジェクト事業
で実現した施工事例をご紹介します。
さまざまな溶接技術とは、例えば従来のTIG溶接や半自動溶接、最先端技
術であるファイバーレーザー溶接FSWを示しています。
今回ご紹介するのは、3Dモデリングと高精度なTIG溶接を駆使した「アー
ティゾン美術館」
レーザー溶接を使った「山陰本線 東浜駅」FSW
使った「Bloomberg」、そしてTIG溶接で鏡面オブジェを製作した事例で
す。

オーダーならではの多種多様な建材をお楽しみいただけますので、ぜひ
最後までお読みください。

//// I N D E X ///////////////////

 1.オーダー金属建材の施工事例:「アーティゾン美術館」「Bloomberg London」
 2.オーダー金属改修事業の施工事例:「山陰本線 東浜駅」
 3. オーダー金属内装事業の施工事例:SUS鏡面オブジェ

■1.オーダー金属建材の施工事例:「アーティゾン美術館」「Bloomberg London」━・・‥…

「アーティゾン美術館」

2019年にオープンした「公益財団法人石橋財団 アーティゾン美術館」は、
見る・感じる・知ることで、作品の創造性を体感してもらうことをコン
セプトとしています。
当社も同事例の複数の金属工事に参画していますが、中でもユニークな
のが「FOAM」と呼ばれる金属オブジェ。泡をイメージした「FOAM」は、
一見、六角形を立体的に組み合わせた壁のような複雑な造形をしており、
鉄の丸棒を立体パターンで溶接することで構成しています。
2次元の図面で表現できることが少ないため、「FOAM」は打合せ段階から
3Dモデリングを活用し、3Dプリンターで部分模型を作っています。同時
に、製品を形にするためには、高度な精度が求められたため、高い品質
要求に応えられる職人技の工場・現場溶接を行っています。
「FOAM」は、最先端技術の活用と職人技を融合することで実現した現場
の一例です。

「FOAM」をご覧になるには、こちら
https://www.kikukawa.com/product/artizon-museum/

「Bloomberg London」

最先端の「つなげる」技術、FSW(摩擦攪拌接合)を駆使して製作した巨
大な螺旋階段の手摺壁。
最大で2600mmx2731mm、重量450kgにもなりますが、製品製作に必要とな
る丹銅板の材料が巾1250mmまでしかなく、材料メーカーの製造可能な板
サイズを大幅に超えていることがネックでした。
そこで菊川は従来溶接に比べて接合部が目立たないFSWを導入し、活用。
材料板を最大で3枚繋ぎ合わせることで大板を製作し、お客様の意匠を
実現しました。

俯瞰すると三つ葉状の螺旋階段写真をご覧になるには、こちら
https://www.kikukawa.com/product/bloombergs-ramp/

「FSW(摩擦攪拌接合)」については、こちら
https://www.kikukawa.com/technology/fsw-friction-stir-welding/

■2.オーダー金属改修事業の施工事例:「山陰本線 東浜駅」━・・‥…

2017年6月に運行開始したJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の乗降
駅である「東浜駅」。
同駅のゲート天井は「空に浮かんだ鏡」として、ステンレスの鏡面天井
が採用されており、周りの風景や行き交う人々・列車を映し出していま
す。
菊川は、この鏡面天井とゲートボーダー水切工事に参画しており、中で
も高度な溶接技術を要したのが2.0mmのアルミ加工品を使ったゲートボー
ダーの水切です。軒先がR曲げ加工になっていることもあり、コーナー加
工の溶接は非常に技術力が求められましたが、菊川はレーザー溶接を活
用することで、歪みが最小限で溶接ビードが細い仕上がりを実現しまし
た。

東浜駅のゲートをご覧になるには、こちら
https://www.kikukawa.com/product/higashihama-station/

「レーザー溶接技術」については、こちら
https://www.kikukawa.com/technology/fiber-laser-welding/

■3.オーダー金属内装事業の施工事例:「SUS鏡面 TIG溶接技術」

弊社が「従来の溶接方法」と書いた場合、通常TIG溶接を指します。従来
の手法としていますが、TIG溶接は意匠性の高い金属加工をするうえで重
要な技術の一つです。
その一例としてお伝えするのが、鏡面ステンレスの平板の輪を組み合わ
せたモニュメント。小規模で立体的かつ複雑な同オブジェを製作するた
めに、強度と美しさを確保した溶接技術を駆使しています。
8種類の輪が外形1mの球場の中に納まっているモニュメントは、ジョイン
トごとに溶接条件が異なりますが、溶接で組み上げたことを感じさせな
い仕上がりとなっています。

鏡面オブジェの写真は、こちら
https://www.kikukawa.com/topics_tig-welding/

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キクカワでは金属建材や製品に関するご相談・お問合せをお待ちしてい
ます。

■金属建材工事全般
菊川工業株式会社 プロジェクト統括一部
TEL:03-3634-3231

■金属改修工事全般
菊川工業株式会社 プロジェクト統括三部
TEL:03-5600-7512

■店舗ファサード・内装・インテリア
菊川工業株式会社 プロジェクト開発部
TEL:047-492-3411

■環境製品・KCT建材
KCT建材部
TEL:047-492-2014

■コーポレートサイト
URL:https://www.kikukawa.com/


<<★ 編 集 後 記 ★>>

夜空に月が冴えわたる季節になりました。
皆様お変わりないでしょうか。

季節はスポーツの秋ですが、スポーツ界でもさまざまな工夫を凝らして
ニューノーマルの中で競技が実施されています。

そのようなニュースが続くなか個人的に印象に残っているのは、虚構新
聞の一部記事が現実になってしまい、謝罪を掲載したというニュースで
す。
ありそうでないニュースを掲載するはずが、現実となってしまった9月1
2日の虚構新聞のニュースとは、2mのロングバトンを使った運動会でした。
皮肉に満ちた状況ですが、これまでの常識が通用しない社会にいること
を痛感させられました。

コロナ禍にある今が異常事態であることは確かです。ただ、グローバル
化が進んだことにより、今後はパンデミックが5年から10年に一度は発生
すると考える学者もいるそうです。

受け入れがたい論説ですが、いずれにしても社会の変化は加速していま
す。
常識にとらわれず、目的に沿っていることを重視した判断をし続けられ
る人でありたいと自分に言い聞かせています。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さまどうぞご自愛ください。

次回も、翌月上旬に配信予定です。

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KIKUKAWA MAIL NEWS Vol.38

発行日:2020年10月7日

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