METAL ARCHITECT KIKUKAWA

menu

トピックス

homeトピックス様々な用途に使える万能金属建材「エキスパンド・メタル」

2021年11月24日

メタルワークNEWS家具・インテリア

様々な用途に使える万能金属建材「エキスパンド・メタル」

金属板を網目状に加工した建材「エキスパンド・メタル」。網目間の刻み幅を広くすることで立体感を持たせたKIKUKAWAのエキスパンド・メタルは、機能性とデザイン性をあわせ持ち、外装や天井、パーテーションなどと幅広く活用できます。
切込を入れた金属板を押し広げていく製作方法のため、パンチングのようにロスやスクラップを生じることがなく、元の材料より表面積も広がる、エコ建材としても近年注目されています。
そんな万能な金属建材「エキスパンド・メタル」の用途別活用例をご紹介します。

起伏のある立体的な網目を形成するエキスパンド・メタル。素材はアルミやスチール、仕上げは塗装やアルマイトなどに対応可能。写真はアルミのウレタン樹脂焼付塗装(ホワイト)

■外装
外装としてのエキスパンド・メタルは、ルーバーの役割を果たします。網目によって採光を確保しつつも、適度に日差しを遮り、室内温度の上昇を抑制する環境建材としての機能を発揮します。

上:エキスパンド・メタルの外装を見上げた様子。窓ガラスの上にエキスパンドをかぶせている
下:室内から見た様子。窓ガラスの外側のエキスパンドが室内に適度に光を届けている

エキスパンド・メタルは機能面だけでなく、印象的なファサードとしてのデザイン性にも優れています。ストランドの刻み幅(網目と網目の間の金属部分の幅)が選択できるので、幅を太くすると立体的で存在感のあるファサードに、幅の細いものにするとメッシュに近い軽やかな見た目に仕上がります。また、見る角度や時間帯によっても様々な表情変化が楽しめます。

エキスパンド外装のモックアップ。エキスパンド・メタルを二重にすることで、視覚的に縞模様が発生するモアレ(干渉縞)を表現している
夜間のライトアップは、エキスパンドの網目から明かりがもれて幻想的な雰囲気に。

■天井
「ボードを取り払って天井を高く見せたいけれど、照明機器や空調設備の雑然としたところはあまり見せたくない…」そんなお悩みにこたえるのが、KIKUKAWAの「エキスパンド・メタル シーリング」。ボード天井とスケルトン天井の良いとこどりをした、第3の天井です。ダクトや配線などを適度に隠しつつ、シャープで軽やかなデザインで開放感のある空間を実現します。

軽量なアルミ素材と引っ掛け式の納まりで、天井設備のメンテナンス作業も効率UP

■パーテーション
エキスパンド・メタルの特長は、パーテーションにも最適です。通気性や透過性があるため、換気のしやすさや明るさを確保することができ、快適な室内環境の整備に役立ちます。圧迫感を軽減しながら適度に視線を遮るパーテーションとなります。

シェアオフィスのブースに採用。空間を仕切る役割と透過性とを両立している
R形状の加工も可能。目の細かいエキスパンド・メタルを使用することで、より軽やかな見た目のパーテーションに仕上がる

このように、エキスパンド・メタルは様々な用途に活用ができ、工夫次第で印象もガラリと変わる金属建材です。
KIKUKAWAでは、お客様のご要望やプロジェクトに合わせて完全オーダーメイドで製作いたしますが、「製作金物はあまり使ったことがなくてよく分からない」という方にも安心してご採用いただけるよう、いくつかの決まったパターンの中から選んでいただけるセミオーダー金属建材「KCTシリーズ」もご用意しています。ぜひお気軽にご相談ください。

「KCTシリーズ」について、詳しくはこちら
外装用:KCT01 エキスパンド・メタル スクリーン
天井用:KCT01 エキスパンド・メタル シーリング

今回ご紹介したエキスパンド・メタル事例について、詳しくはこちら
採用事例 – 田無南口クリニック
プロダクト施工事例 – GMO hinataオフィス
プロダクト施工事例 – PORTAL POINT HARAJUKU