METAL ARCHITECT KIKUKAWA

menu

トピックス

homeトピックスメタルの素材感を生かした着色仕上げ

2020年11月24日

メタルワークNEWS

メタルの素材感を生かした着色仕上げ

金属建材を着色する方法として、塗装以外にも様々な方法があります。化学的な処理を用いた着色方法は、塗装とは異なり、金属建材ならではのメタル感を残した風合いを楽しむことができます。今回は、アルミとステンレスの塗装以外の着色方法についてご紹介します。

まず、アルミの着色方法としては、アルマイト(陽極酸化皮膜)の技術を用いた方法があります。アルマイトとは、アルミ材を陽極にして溶液中で電気分解を行い、表面に人工的に酸化皮膜を生成する表面処理。耐食性や耐摩耗性に優れているため、塗装と並んで広く普及しています。

KIKUKAWAのテクノロジー – 陽極酸化皮膜(アルマイト)処理の金属建材

■二次電解着色
一次電解で無着色のシルバーアルマイトの皮膜を生成した後、スズやニッケルなどの金属塩を含む電解溶液中で二次的に電解し、アルマイト皮膜の孔中に金属を析出させて着色する方法。ステンカラー、シャンパンゴールド、ブロンズ、ブラックなどの色調が得られます。

ハードPHL+陽極酸化皮膜(ステンカラー・ブラック)
HL+硫化調二次電解着色
加工性が良く比重の軽いアルミで、ブロンズ硫化風の化粧材を製作することも可能。

二次電解着色のアルミ外装パネルの施工事例をご覧になるにはこちら
プロダクト施工事例 – 大田区立勝海舟記念館

■染色アルマイト
アルマイト皮膜の生成後、皮膜の孔中に染料を吸着させ、封孔処理か電着クリアを施して着色する方法。ゴールドやブラックの他、レッドやブルーなど、鮮やかなカラーを選択することもできます。ただし、耐候性が低いため、ゴールド以外は基本的に外部では適用できず、内部での使用となります。

染色アルマイト(ゴールド・ブロンズ)+クリア
シルバーアルマイトと染色アルマイト(ゴールド)のルーバーで製作した店舗ファサード

続いて、ステンレスの着色方法についてです。一般的にカラーステンレスと呼ばれますが、ここでは2種類の仕上をご紹介します。

■化学発色
化学溶液にステンレス材を浸け、表面に薄くて透明な酸化皮膜を生成することで、光の反射で色の見え方が異なることを利用した発色方法。酸化皮膜の厚さによって見える色が異なり、ブロンズ、ブルー、ゴールド、ブラックといった色調が得られる他、耐食性にも優れています。

KC発色(化学発色)アンティークブロンズ+シリカコーティング (左:HL 右:PHL)
世界初の大規模「カラーステンレス」採用事例:ブラック発色のステンレス大屋根パネル
プロダクト施工事例 – 霊友会釈迦殿

■スパッタリング
真空蒸着法によって、ステンレスの表面にチタンの窒化物や炭化物などのセラミックスをコーティングする着色方法。ゴールド、ブラック、ブロンズ、ブルー、ボルドーなどの色彩をつくり出すことが可能で、セラミックスの鮮やかな発色が特徴的です。

KSコート(スパッタリング)ハードPHL/シャンパンゴールド+シリカコーティング
高級感を演出する、スパッタリング法によるブラック・ステンレスの壁・天井パネル
プロダクト施工事例 – エイベックスビル

KIKUKAWAでは、長年培ってきた経験や協力会社との連携により、お客様のご要望や建物の条件に合わせて最適な仕上げをご提案いたします。
今回ご紹介した着色方法を含め、多様な仕上・サンプルをご用意していますので、金属建材の仕上でお困りのことがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

アルミ・ステンレスの仕上について、詳しくはこちら
KIKUKAWAの金属仕上ラインアップ – アルミニウム
KIKUKAWAの金属仕上ラインアップ – ステンレス