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2021年11月9日

メタルワークNEWSブロンズ・硫化凹凸テクスチャ加工技術

ブロンズキューブ:テクノロジー×職人技

お客様のイメージやご要望に対してKIKUKAWAは、先端技術と職人技を組み合わせた丁寧な金属加工により、様々な形状を実現しています。
今回は、それらの技術力を結集して形にしたブロンズキューブをご紹介します。

くぼみのあるパンチング面で構成されたブロンズキューブ
くぼみのあるパンチング面で構成されたブロンズキューブ
フランスの展示会での様子
フランスの展示会での様子

ご縁があり出展することになったフランスの展示会『Maison et Objet(メゾン・エ・オブジェ)』。イノベーティブマテリアル(革新的素材・製品)の展示会のテーマに沿い、1.5㎜厚の真鍮平板を様々な高度な技術を駆使し製作しました。 3Dモデルリングにて作図された150㎜角の「ブロンズキューブ」は6面とも、くぼみのあるパンチング面で構成。素材感を生かすために酸化防止用にクリア塗装を施しています。

(左)インクリメンタルフォーミングにてくぼみを成形
(右)ファイバーレーザー溶接にて立体形状に接合
(左)インクリメンタルフォーミングにてくぼみを成形
(右)ファイバーレーザー溶接にて立体形状に接合
3Dマシニング加工機による真円パンチング
3Dマシニング加工機による真円パンチング

【先端技術】
くぼみ形状は、金型不要で成形できるインクリメンタルフォーミングにて加工。真円のパンチングをするため、くぼんだ面に対しても制御できる3Dマシニング加工機にて、φ10㎜の穴明け加工を垂直に施しています。
その後、正方形(150㎜角)に切り出すため、立体形状でも切断可能なレーザー切断装置にて切断。最終的に6枚の板を一体化するために、溶け込みが深いのにビードが小さく、熱による変色や変形が少ないファイバーレーザー溶接にて接合しました。

KIKUKAWAのテクノロジー:インクリメンタルフォーミング
KIKUKAWAのテクノロジー:ファイバーレーザー溶接
メタルワークNEWS:3Dマシニング加工法
メタルワークNEWS:ファイバーレーザー切断装置

【職人技】
機械加工において発生するひずみの矯正や、レーザー溶接後のコーナーの仕上げなどは、職人の手により、丁寧に仕上げられています。

ブロンズキューブ内側からの様子
ブロンズキューブ内側からの様子

こちらの「ブロンズキューブ」は、製作風景の動画を制作しました。また、KIKUKAWAの白井工場に併設されているショールーム「STUDIO K+」にも実物を展示しています。その他にも、アイデアを刺激するサンプルを多数そろえておりますので、是非、「STUDIO K+」にお越しください。

「ブロンズキューブ」の動画及び「STUDIO K+」についてはこちら
WEB STUDIO K+:ブロンズキューブ