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2022年7月27日

メタルワークNEWSブロンズ・硫化家具・インテリア輝き・メタル感

光輝合金とブロンズの内装間仕切り壁

近頃はコロナ禍のステイホームにより、家の中で過ごす時間が増えています。その影響で消費者のインテリアに対するこだわりや美的感覚は高まっており、それらを販売する店舗や、展示するショールームには、より審美的な視線が注がれるようになったのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、南青山にある「サンワカンパニー東京ショールーム」の内装金物。キッチンや洗面台といった製品を単体で展示するのではなく、空間全体として展示・提案するコーナーがあり、KIKUKAWAは間仕切り壁のアルミ見切とブロンズ柱パネルを納めています。

空間提案展示コーナーの様子。左右の間仕切り壁の見切りにアルミ光輝合金が馴染んでいる。

間仕切り壁の見切りには、アルミ光輝合金材を使用しています。光輝合金とは、光沢度の高い特殊アルミのことで、光輝処理の後にアルマイトを施すことで高い光輝性を発揮します。ステンレスを磨いた輝きとは異なる、アルミの柔らかな雰囲気を活かした淡い輝きが特徴です。

光輝合金の詳細はこちら KIKUKAWAのテクノロジー – 光輝合金発色パネル 

淡い光沢の見切りが、マットな質感の黒壁を引きたたせている。

光輝合金材は板厚3㎜を使用。板厚部分は3㎜の小口として見えるため、切断面や仕上げにも細心の注意を払っています。
見切りの寸法は、高さ2700㎜×幅約250~450㎜と細い幅でありながらも、空間の各所に合計25本が配置されることで、統一感と洗練された雰囲気を醸し出しています。

灰色の床や壁に馴染むことはもちろん、自然素材を基調とした什器とも調和しています。

木製棚のアルミ見切りは、空間の統一感を演出。
木のオブジェや家具の近くで、控えめに輝く見切り。

アルミ見切りと同じ空間にあるブロンズ柱パネルは、幅1000㎜×高さ2900㎜×奥行250㎜の柱の4面に、カットパネル納まりで取付けられています。板厚2㎜の丹銅材を使用し、PHL(パーマネントヘアーライン/バイブレーション)+全艶クリアで仕上げました。

写真中央にはアルミ見切り。右手のブロンズ柱パネルは、空間のアクセントになっている。

PHL仕上げは、細かな研磨目が光を乱反射して、素材本来の色調が輝く仕上げです。ブロンズ材にPHLを施すことで、空間に華やかさと高級感をもたらしています。

仕上ラインアップ- ハードPHL+全艶クリアはこちら

自然光を受けて、研磨目が陰影のある表情を見せるブロンズパネル。

本プロジェクトで採用されたアルミ光輝合金や丹銅のほかにも、高級志向の内装に寄与する仕上げを多く取り揃えております。(水面パネル槌目仕上げ硫化イブシ仕上げなど)
内装・インテリアの仕上げ材をお探しの際には、ぜひKIKUKAWAにご相談ください。

設計:山路哲生建築設計事務所
写真撮影:長谷川健太