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2019年11月26日

メタルワークNEWS

金属で彩るさまざまな「黒」

菊川では、オーダーメイドの建築物を手掛けてきた経験を基に、材質や仕上に制限されることなく、意匠や用途に適した建材や仕上げをご提案することが出来ます。

今回は、「黒」色をテーマとして、オーダー金属建材の多様性をご紹介します。

一口に「黒」と言っても、金属の場合、材質や仕上加工法によって適用可能な部位も表情も大きく変わります。光沢度や均一性・質感・色の深度など、さまざまな要因で変わる金属の表情を写真を通してお伝えします。(ただし、金属ならではの繊細な色味や風合いが画像で表現しきれない場合があるため、画像はあくまでも参考として現物サンプルでのご確認をお願いします。)

今回は、全部で8種類の黒い金属仕上をご紹介しています。材質は、スチール・アルミ・ステンレス・ブロンズ(銅合金)で、仕上の質感はマットなものから鏡面のように光沢度の高いものまで、均一性の高いものから味わい深いものまで、施工事例や仕上の写真を通じて、ご紹介します。

■黒染め(鉄)
艶をおさえたマットな質感が必要とされるプロジェクトの場合、各種ある仕上げの中でも、黒染めが考えられます。 黒染めは、鉄の表面を化学的に酸化させ、皮膜を形成することで、錆がそれ以上進行しないように行う処理。常温処理できることから、熱反応による寸法誤差や変色の心配をする必要がありません。

KIKUKAWAのスチール・サンプル帳に掲載している「黒染」仕上
KIKUKAWAのスチール・サンプル帳に掲載している「黒染」仕上。詳細はこちら

■錆肌風塗装(鉄)
鉄を鋳造で加工した場合にできる表面の凸凹を塗装で表現した鋳肌風塗装(艶消し黒)色仕上。鋳造では実現できない形状やサイズの製品にも行うことが出来ます。塗装仕上は、鉄だけでなくアルミにも行えます。

KIKUKAWAのスチール・サンプル帳に掲載している「鋳肌風塗装(艶消し黒)」仕上
KIKUKAWAのスチール・サンプル帳に掲載している「鋳肌風塗装(艶消し黒)」仕上。詳細はこちら

塗装の場合、鋳肌風だけではなく、平滑度を保持した通常塗装も行うことができます。また、通常の塗装に艶のあるクリアーを施すことで、光沢感を付与できます。

■ピアノブラック
光沢感のあるクリアーを施すことで、高級感を演出する黒色塗装が「ピアノブラック」。ウレタン特殊塗装を使用しており、アルミにも適用できます。

KIKUKAWAのスチール・サンプル帳に掲載している「ピアノブラック」仕上
KIKUKAWAのスチール・サンプル帳に掲載している「ピアノブラック」仕上。詳細はこちら
ポーラ五反田クリスタルロビー.1
アルミの「ピアノブラック」が天井材として採用された「ポーラ五反田ビル クリスタルロビー」。光沢度が高いため、まるで鏡面仕上のように見える。 詳細はこちら

■ハードPHL+ブラック陽極酸化複合皮膜
塗装では出せない金属感や、単色的ではない深みが求められるプロジェクトの場合、研磨模様をアルミに施すことで完成する「ハードPHL+ブラック陽極酸化複合皮膜」が考えられます。

KIKUKAWAのアルミ・サンプル帳に掲載している「ハードPHL+ブラック陽極酸化複合皮膜」仕上
KIKUKAWAのアルミ・サンプル帳に掲載している「ハードPHL+ブラック陽極酸化複合皮膜」仕上。詳細はこちら

■黒ニッケルめっき+HL仕上げ
アルミより耐候性が必要な現場の場合、金属の素材感を残しつつも画一的でなく自然な風合いを両立したステンレスの「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」があります。

「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」
「黒ニッケルめっき+HL仕上げ」。詳細はこちら

■黒発色
黒色ステンレスを使用したい場合、発色方法は他にも化学発色、スパッタリング(真空蒸着)と電解発色が考えられます。発色は、ステンレスならではの仕上工法です。

真空蒸着法によるカラーステンレスを壁と天井に施工した「エイベックスビルディング」
真空蒸着法によるカラーステンレスを壁と天井に施工した「エイベックスビル」。詳細はこちら
化学発色によるカラーステンレスを世界で初めて、大規模採用した霊友会の大屋根 。光の干渉によって色の見え方が変わるため、角度によって黒や紫にも見える。詳細はこちら

■硫化いぶし
漆黒ではなく、他色を限りなく濃くすることで黒に近づけたような色合いが必要とされる場合、そして経年変化などの味わいを楽しみたい現場の場合、ブロンズの「硫化いぶし」が考えられます。「硫化いぶし」は、10円玉が時間とともに落ち着いた風合いとなっていく経年変化を人工的に行う処理で、その色調濃淡を管理することで味わい深い唯一無二の黒に近い仕上が出来上がります。

「硫化いぶし」については、こちら
https://www.kikukawa.com/technology/ryuukaibushishiage/

■りん酸亜鉛処理
重厚感や自然な風合いは、鉄に施す「りん酸亜鉛処理」でも実現出来ます。「りん酸亜鉛処理」は、結晶性の皮膜を化学反応で形成させる処理であるため、一枚一枚模様が異なるとともに、時間とともに風合いが落ち着いていきます。

「りん酸亜鉛処理」技術については、こちら
https://www.kikukawa.com/technology/phozinc/

このように、「黒」い金属と言っても多種多様にあり、求められる質感や用途・コストによって、使い分けていく必要があります。KIKUKAWAでは、創業以来培ってきたノウハウと技術力、そしてお客様のこだわりを仕上開発などによって実現する「Never Say No」の姿勢でお応えします。

「こんな仕上ありますか?」や「あったらいいのに」といった可否のお問い合わせも含めて、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせは、こちら
https://www.kikukawa.com/contact/mailform/